お客様の声 今話題の ccfDNA 精製
イントロダクション: 近年、がんのバイオマーカーとして ccfDNA が大注目されています。 今回ご登場いただく日本医科大学 消化器外科 山田岳史先生の研究室では、ccfDNA の解析により、主に 大腸がんを対象とした有効な治療法の研究が行われています。先生の研究室では、ccfDNA 精製に、 Maxwell® RSC Instrument(自動精製装置)と Maxwell® RSC ccfDNA Plasma Kit をいち早く採用いただき、日々 の研究にご利用いただいております。Maxwell® RSC Instrument とその ccfDNA Plasma Kit を採用したその理 由をお客様の視点から語っていただきました。 装置のレンタルプログラム RentaMAX 核酸精製のお悩みなら機器貸出 & コンサルティングのレンタマックスへ! 詳細、 お問合せ・お申込みは www.promega.co.jp/rentamax/ 日本医科大学 消化器外科 山田 岳史 先生 Maxwell® RSC System 今話題の ccfDNA 精製 多忙な方におすすめ! トレーニング不要・誰でも確実に再現可 癌細胞に由来する ccfDNA は 低侵襲性バイオマーカーとして 期待が集まっています! 3 ステップ (Maxwell® 法) カートリッジを セット スタートボタンを 押す カラムに ライセートを添加 ProK を添加 血漿を添加 血漿を添加 吸引 遠心 遠心 17ステップ (他社マニュアル法) お客様の声 しかも 自動! 問題点 改善点 ccfDNA を抽出するために、手術を受けた患者さんは 3 ヶ月に 1 回、化学療法中の患者さんは 2 ヶ月 1 回 の頻度で採血しています。検体があっという間にたまってしまうので、これらの検体から ccfDNA を精製 する時間の確保が大変で、若手のドクターが ccfDNA 抽出のため、休日出勤することもありました。 ① それまで使っていたマニュアル操作のキットより 20 分長くかかりますが、 実際に手を動かす時間は短いので、手離れがよく、臨床ドクターにとっては非常にありがたい ② 外来診療や回診の前にセットして、帰ってきたら終わっている ③ 手動のキットとは異なり、あまり経験を積まなくても、再現性良く精製できるので安心 • 臨床ドクターには自由になる時間が少ない • 毎年、新人が入ってきて教えるのがたいへん • 実験に不慣れな者が多いので、サンプル間のバラつきが心配 また、取り違え・コンタミのリスクが心配 • 血漿 1 ml をカートリッジに加えて、75 分待つだけ。診療の合間に 1 ラン完了 • シンプルな操作のため、一度教えるだけで誰でも操作を習得 • 機器による全自動精製のため、サンプル間・オペレーター間のバラつきがない • 試薬をプレパック済みの精製用カートリッジ、ディスポのチップ類を採用しており、 コンタミやサンプルのロスの心配がない 先生のお悩みごと Maxwell® RSC 導入後のお喜びの声 ccfDNA はがんの診断、分子標的治療薬の効果予測・耐性予測に有用なバイオマーカーと考えられてい ますが、術後のサーベランスや分子治療薬以外の化学療法におけるバイオマーカーとしての利用も期待 されています。KRAS の変異は EGFR 阻害剤の薬効に大きな影響を及ぼします。大腸癌では原発巣にお いて KRAS が野生型であっても、転移巣では約 10% で変異型となっているそうです。ccfDNA を用いる ことで転移巣での KRAS 変異の有無を知ることが可能となりますが、ccfDNA から KRAS 変異が検出さ れる症例では EGFR 阻害剤の効果はあまり期待できません。また EGFR 阻害剤に耐性化した症例では ccfDNA から KRAS 変異が検出されます。 通常、ccfDNA は血漿サンプルから精製されますが、より低侵襲なことから尿サンプルも注目されてい ます。先生の研究室では、尿サンプルを ccfDNA の研究に利用する計画が倫理委員会にて認可され、 こちらも Maxwell® RSC Instrument を使って ccfDNA の精製にトライされるそうです。大注目の ccfDNA 研 究において、また新しい知見が得られると思います。 Maxwell® RSC Instrument は、1 回のランで最大 16 サンプルを同時処理する自動核酸精製装置で、精製 用の試薬をプレパックしたカートリッジにサンプルを加え、装置にセットするだけです。ccfDNA 精製キッ ト以外にも miRNA 精製キット、FFPE からの DNA 精製キット、組織・細胞からの total RNA を抽出するキッ トも取り揃え、精製した ccfDNA は、デジタル PCR、NGS による網羅的変異解析、Pyrosequence による メチレーション解析にも利用されています。 サイズ カタログ番号 価格(¥) 自動核酸精製システム 自動核酸精製装置 Maxwell® RSC System 1 台 AS4500 2,800,000 ccfDNA 精製キット Maxwell® RSC ccfDNA Plasma Kit 48 回分 AS1480 96,000 Maxwell® RSC LV ccfDNA Kit, Custom 48 回分 AX1114 120,000 Maxwell® RSC ccfDNA Plasma Kit • 圧倒的に簡便!たったの 3 ステップ • 高純度で精製可能 • 1 ml 血漿用(AS1480)と 4 ml 血漿用(AX1114)の 2 タイプ 装置をお持ちでない方でも! 6Promega KAWARABAN