(AS1840) Maxwell RSC ccfDNA LV Plasma Kit簡易マニュアル
Maxwell RSC ccfDNA LV Plasma Kit (カタログ番号 AS1840) 簡易マニュアル Ver.1 (February, 2022) ご用意いただくもの ・ ピペットマン (P-200, P-1000)とそれらのチップ ・ 15mlまたは50mlサイズのコニカルチューブ ・ ローテーター (例 Labnet社 LabRoller Rotator II H5100) および 15ml/50mlコニカルチューブ用のカローセル 技術的なお問合せは e-mail: prometec@jp.promega.com・Tel: 03-3669-7980・Fax: 03-3669-7982 血漿の調整 1. 全血を2,000 gで10分 の遠心を行う。ピペットを使って、血漿の画分を注意深く別容器に移す。 2. 血球成分の混入を防ぐため、同様の手 をもう一度行う。 ※ 溶血した白血球由来のゲノムDNAの混入を防ぐため、血漿分 の遠心は 常2回行う。 ※ 血液を室温に長時 放置した場合、または処理前に凍結 した場合、一 の白血球が溶 し、ゲノムDNAが血漿中に放出される可 性があります。 ※ cfDNA安定化採血管を使用の場合、その採血管のマニュアルに従ってください。 ※ 血漿を凍結していた場合、 凍後に沈殿を生じる可 性があります。沈殿物は Maxwell RSC ccfDNA LV Plasma Kitの精 に影 しませんが、ピペッティング操作に影 する可 性があります。そのため、処理前に1,000 gで5分 の遠心により沈殿を除いてください。 2~8ml 血漿からの手 ccfDNAとMagnetic Resinの結合のための前処理 1. 2-8mlの血漿を15ml/50mlコニカルチューブに加える。さらに、等 のBinding Bufferを加える。 2. Maxwell Resin Eのボトルをよく振って、レジンを完全に懸濁する。 3. 100μlのMaxwell Resin Eを、血漿とBinding Bufferを含むコニカルチューブに加える。 4. ローテーターにコニカルチューブをセットし、回 させながら、45分 のインキュベートを行う。 備 Labnet社 LabRoller H5100の場合、回 数 約20rpm、 度 約35 。 5. 1,000 g、2分 の遠心を行い、Maxwell Resin Eを沈殿させる。 または、磁石スタンドを用いて、Maxwell Resin Eを める。 6. 注意深く、静かに傾けて、上澄みを廃棄する。Resinをロスしないように、磁石スタンドを用いることをお めします。 技術的なお問合せは e-mail: prometec@jp.promega.com・Tel: 03-3669-7980・Fax: 03-3669-7982 カートリッジの準備 1. 検体数分のカートリッジをMaxwell RSC/CSC Deck Trayに立て、そのアルミシールを剥がす。 カートリッジの両端がカチッというまで、しっかりとセットする。 注意 サンプル数が少数の場合には、Maxwell RSC/CSC Deck Trayの中央 分をお使いください。 2. カートリッジのウエル1(一番大きなウエル)に含まれるバッファー 500μlを、ピペットマンを用いて、このコニカルチューブに移す。 備 Maxwell Resin Eを懸濁する為ですので、ウエル1のバッファー全 を移す必 はありません。 3. Maxwell Resin Eを移したバッファーで懸濁する。懸濁はピペッティングで行ってください。ボルテックスを行った場合、Maxwell Resin Eが管壁に付着し、Resinをロスする可 性があります。 4. Maxwell Resin Eを懸濁したバッファー全 を、カートリッジのウエル1に戻す。 5. Elution Tubeをセットし、75μlのElution Bufferを加える。 Elution Tubeのフタは絶対に めないでください。 ※ 10~15μlの液 が減少し、約60μlを回収することができます。 ※ 60μl以下のElution Bufferの液 では、濃度は変わらず、収 は低下する可 性があります。 ※ 用 に応じて、NGS Elution BufferまたはPCR Elution Bufferを選択してください。 2種類のElution Bufferについて 本 品には、2種類のElution Buffer (NGS Elution Buffer と PCR Elution Buffer)が含まれます。 NGS Elution Buffer は、主に二本 のccfDNAを溶出するように最適化されています。このため、二本 を必 とする 光色素での定 、 気泳動、Whole Genomeシークエンスなどにお めします。 PCR Elution Buffer は、一本 および二本 の両方のccfDNAを溶出することができます。このため、定 PCR、デジタルPCR、アンプリコン法のシークエンスなどにお めします。 6. プランジャーをカートリッジのウエル8に置く。 7. Maxwell RSC (48) Instrumentを起動し、STARTから『Maxwell RSC ccfDNA LV Plasma AS1840』を選択する。 8. Maxwell RSC/CSC Deck Trayを、Maxwell RSC (48) Instrument本体にセットし、精 操作をスタートする。 精 終了後の操作 1. Maxwell RSC Instrumentのドアを け、Elution Tubeのフタを める。 2. Maxwell RSC/CSC Deck Trayを取り出し、Elution Tubeを適切に保管する。 3. Maxwell RSC (48) Instrumentのドアを める。カートリッジとプランジャーを廃棄する。 ※ ダウンアプリケーションにおいて、溶出液に残存するエタノールが原因として疑われた場合、残存したエタノールを除去するため、Elution Tubeのフタを けたまま、60℃のヒートブロックで30分 インキュベーションして、エタノールを 発させてください。