GloMax®-Multi+ Detection System メンテナンスガイド
メンテナンスガイド GloMax®-Multi+ Detection System メンテナンスガイド 1. インジェクターチップの交換方法 ※インジェクターの分注量がおかしい、インジェクター使用時の測定値がバラつく等の時に実 施してください 1) 装置を電源 OFF の状態にする。 2) 本体前面の扉を手動で開ける。 3) オプティカルヘッド前面に接続されているチップホルダーからインジェクターを取り外す(図 1) 図 1 4) 取り外した Injector Tip Assembly を図 2 の様に分解し、Tip を交換する。 図 2 5) 再度二つの Fitting で Tip を挟み込むように Injector Tip Assembly を組み立てる。 6) 図 1 の様にチップホルダーに Injector Tip Assembly を戻して完了となります。 ※元に戻す時にインジェクター#1と#2を間違えないようご注意ください。 インジェクター#1 インジェクター#2 メンテナンスガイド 2. Cross-talk-mask の洗浄方法 <用意するもの> 70%エタノール キムワイプ ビニール手袋 1) 装置を電源 OFF の状態にする。 2) 本体前面の扉を手動で開け、図 3 のように、Injector Tip Holder を取り外す。 3) 図 4 のように、Cross-talk-mask を前方にスライドして取り外す。 図 3 図 4 4) 取り出した Cross-talk-mask を 70%エタノールで染み込ませたキムワイプで清拭する。 5) 清拭した Cross-talk-mask を図 4→図 3 の手順で元に戻す メンテナンスガイド 3. プレートカバーの洗浄方法 1) 図 5 の Read 画面で Door を押してプレートを出す。 2) プレートが出て来たら図 6 の様に赤矢印の部分を奥方向に押しながらプレートカバー を上方に引き抜く。 図 5 図 6 3) 引き抜いたプレートカバーを図 7 の面を 70%エタノールで染み込ませたキムワイプで清拭する。 図 7 4) 清拭したプレートカバーを図 8 の 部分を矢印の方向に押しながらプレートカバーを差し込み元 に戻す。 メンテナンスガイド 図 8 5) Door ボタンを押してトレイを戻し完了。 4. インジェクターの洗浄方法 ※ インジェクターおよびインジェクターチューブ内壁に試薬が固着することを避けるため、使用後 はできるだけすぐにインジェクターおよびインジェクターチューブの洗浄を行ってください。 洗浄液は下記の順で使用していきます。 D.W. → 70% Ethanol → D.W. → Air の順で洗浄する。 1) D.W.と70%エタノールが、それぞれ約20ml以上入ったボトルを準備する。 2) 図9の様にInlet Tubing Assemblyのステンレス管をD.W.が入ったボトルに挿す。 図9 3) 画面をRead”画面に切り替える。 メンテナンスガイド 4) 図10のインジェクターセットアップ”アイコンのSetupを押す。 図10 5) 図11の画面になり、Nextを押す。 図11 6) 図12の画面でFlushを選択し、図13の画面でBoth Injectors”を選択しNextを押す。 図 12 図 13 7) 後は画面に従って、“Recommended Flush”を選択し Next を押す。 ※“Custom Flush”は、お好みの洗浄回数をセットすることができます。 8) 図14の画面でDoor”ボタンを押して本体のドアを開け、トレイに廃液用トレイをセットする。 メンテナンスガイド 図 14 9) 再度、Doorボタンを押して本体のドアを閉めNextを押す。 10) 図 15 の画面になったら Flush を押し洗浄を開始する。 図 15 11) Inlet Tubing Assemblyのステンレス管を70% Ethanolが入ったボトルに挿しかえる。 12) 画面に従いFlushを押す。 13) Inlet Tubing Assemblyのステンレス管をD.W.が入ったボトルに挿しかえる。 14) 画面に従いFlushを押す。 15) Inlet Tubing Assemblyのステンレス管をボトルから抜く。(Airを吸わせる) 16) 画面に従いFlushを押す。 17) 画面に従いDoorボタンを押して本体のドアを開け、トレイから廃液用トレイを取り出す。 18) 再度、Doorボタンを押して本体のドアを閉める。 19) 画面下のFinishを押して、終了する。