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Navigator System_日本語マニュアル v3.2.3.Rev4

Version 3.2.3 GloMax® Navigator System 操作マニュアル(カタログ番号 GM2000, GM2010) プロトコールは、ソフトウェアバージョン3.2.3以上がインストールされた機器、 2020年7月以降に購入頂いた機器向けに作成しております。 詳細は、オペレーションマニュアル TM470 (英語版)をご覧ください。 Nov, 2021 Version 3.2.3 目次 GloMax® Navigator Systemの準備 ································································ 1 GloMax® Navigator Systemの構成品 ·························································· 1 GloMax® Navigator Systemの各部位の名称 ·················································· 2 GloMax® Navigator Systemの設置 ····························································· 2 GloMax® Navigator Systemの使い方 ······························································ 3 GloMax® Navigator Systemの使用準備 ······················································· 3 ホーム画面の説明 ······················································································· 4 PROTOCOLSモードでの測定 ·············································································· 4 プロトコールの選択と設定方法 ········································································· 4 サンプルプレートのセットと測定 ·········································································· 6 サンプルプレートの取り出し ·············································································· 6 測定結果の表示 ························································································ 7 データの変換 ・ 持ち出し ··············································································· 7 簡易測定モードでの迅速測定 ················································································ 9 終了方法 ································································································ 10 カスタムプロトコール ··························································································· 11 カスタムプロトコールの作成 ·············································································· 11 プロトコールアイコンの説明 ·············································································· 12 Plate Mapのインポート ····················································································· 15 ファイルからのPlate Mapインポート ··································································· 15 Portal ソフトウエアからのPlate Mapのインポート ··················································· 19 Dual Injectors and Pumpの操作方法(GM2010のみ) ····································· 23 操作の概要 ······························································································ 23 試薬の充填 ······························································································ 23 インジェクターの洗浄 ····················································································· 25 測定結果の解析機能 ························································································· 26 解析の流れ ······························································································ 26 TEMPLATEの作成 ···················································································· 27 TEMPLATEの呼び出しと解析 ········································································ 31 解析結果の保存 ························································································ 34 GloMax® Navigator Systemの設定 ································································ 35 トラブルシューティング&よくあるお問い合わせ ······························································ 40 お問い合わせ先 ································································································ 45 Version 3.2.3 1 GloMax® Navigator Systemの準備 GloMax® Navigator Systemの構成品 ① タブレットPC(Microsoft® Surface) ② タブレットPCのタッチペン*ご納品の時期によって下図と形状が異なる場合がございます。 ③ タブレットPCの固定具 ④ タブレットPC用の電源ケーブル ⑤ タブレットPC用のACアダプター ⑥ GloMax® Navigatorの電源ケーブル ⑦ GloMax® Navigator用ACアダプター ⑧ 機器接続用のUSBケーブル ⑨ 2.5mm 六角レンチ ⑩ 試薬ボトルホルダー (GM2010のみ) ⑪ 廃液トレイ (GM2010のみ) ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑧ ⑨ ⑩ ⑪ ① Version 3.2.3 2 GloMax® Navigator Systemの各部位の名称 【GloMax® Navigator System】 A: 電源スイッチ B: 電源コネクタ C: USBポート(タブレットPC接続) D︓USBポート(外付けデバイス接続) 【GloMax® Navigator System背面のポート】 GloMax® Navigator Systemの設置 推奨設置環境︓ 室温︓5~30℃、湿度: 75%まで 直射日光が当たらない場所、平らな場所 電源2箇所安定的に確保できること(GloMax本体、タブレットPC用) 本体カバー サンプルトレイカバー Version 3.2.3 3 1. GloMax® Navigator本体を設置します。 2. タブレットのマウントにタブレットPCをセットし、固定具を取り付けます。 3. タブレットPCに USBケーブルならびに電源コードを接続します。 4. GloMax® Navigator機器背面にUSBケーブル、電源コードを接続します。 *左側の2つのUSBポートは、タブレットPCとの接続にはご利用できません。 これらのポートは、外付けUSBドライブやUSBハブ、バーコードリーダー(別売り)の接続にご利用できます。 GloMax® Navigator Systemの使い方 GloMax® Navigator Systemの使用準備 1. 本体背面の電源スイッチを入れます(GloMax® Navigator 本体前面のLEDランプが緑色に点灯します)。 2. タブレットPCの電源スイッチを入れます。 3. タブレットPCが起動したら、GloMax® Navigatorソフトウエアのアイコンをダブルクリックして起動します。 4. ホーム画面が表示されます。 USBケーブル 電源ケーブル Version 3.2.3 4 ホーム画面の説明 <ホーム画面> 各コマンドボタン LUMINESCENCE → 発光測定(簡易測定モード)※ PROTOCOLS → プレインストール済みプロトコールによる測定/ご希望のブログラム作成 RESULTS → PCに保存されている測定結果の閲覧および自動解析機能の利用 SETTINGS → Injectorsの設定などセッティング ※ 簡易測定モードは、測定するウエル・測定時間など最低限の項目を設定するだけで 迅速に測定することができます。 PROTOCOLSモードでの測定 プロトコールの選択と設定方法 1. ホーム画面から、”PROTOCOLS”を選択します。 2. インストール済みのプロトコールリストから任意のプロトコールを選択します。 プロトコール左側の“★”(お気に入りボタン)を選択(オレンジ色)にしておくと、PRESETのタブ内 の上位に表示されます。(次回以降、必要なプロトコールをすぐに選択することができます。) Ejectボタン サンプルトレイを前方に移動させる時に使用します Toolsボタン Injectorsを制御時 に使用します。 Exit/Home ボタン Exitボタンでは、ソフトウェアを終了します。 Homeボタンでは、ホーム画面に戻ります。 Back ボタン 前のページに戻ります。 メニュー バー Version 3.2.3 5 3. 右側のプレートアイコン(下図青〇)を選択すると、Plate View(下左図)が表示されます。 この画面で、測定するウエルを設定したのち、”OK”を選択し閉じます。 青色のセルは測定するウエルを示し、白色のウエルは測定しないウエルを示します。 PRESETボタン インストール済みプロトコールリストを閲覧できます。 お気に入りボタン プロトコールリスト Version 3.2.3 6 サンプルプレートのセットと測定 1. 本体カバーとサンプルトレイカバーを開けて、96 ウエルプレートをセットします(右奥がA1ウエル)。 2. サンプルトレイカバーを閉じ、本体カバーを閉じます。 3. 右下の“▶START”ボタンを押します。 4. ファイル名を設定します (任意で決められます) 5. ”START”を選択し、測定します。 サンプルプレートの取り出し 1. 本体カバーとサンプルトレイカバーを開けて、96 ウエルプレートを取り出します。 2. サンプルトレイカバーと本体カバーを閉めます。 サンプルの蒸発による湿気から検出器および機器内部の金属部を保護するため、測定後は、速やかにプレートを取り出してください。 保存ファイル名 クリックすると、キーボードが表示され、任意のファイル名に変更できます。 Version 3.2.3 7 測定結果の表示 測定結果は、GloMax® Navigator Software内に自動的に保存されます。 <Heat Mapとは> 値の強弱を下記のように、色の違いで表示するモードです。 必要ない場合は、Heat MapボタンでOFFに設定してください。 データの変換 ・ 持ち出し 1. “EXPORT”ボタンを選択します。 ※ SETTINGSで設定したEXPORTフォルダへ、ファイルが作成されます。 2. xlsxファイルは、GloMaxのタブレットPCで閲覧できます。ただし、Excel Viewerのため、閲覧のみです。測定結果を編集することはできませんので、編集する場合はUSBメモリなどへ保存をしてお客様のPCで編集をしてください。 Heat Mapボタン Heat Map表示をON/OFFできます。 EXPORTボタン データをUSBメモリーなどに持ち出すときに利用します。 Version 3.2.3 8 備考︓ ※ ”SETTINGS” → ”PREFERENCES” → ”EXPORT SETTINGS”から、Exportするファイルのフォーマット、Exportファイルの保存先のフォルダ、自動的にExportする機能を設定することができます。 ※ RESULTファイルは、csv、raw、pdf、xlsxの4種類のフォーマットでEXPORTすることが可能です (pdfとxlsxは選択可能です)。 ※ rawファイルは、GloMax® NavigatorソフトウエアがインストールされたPCにインポートすることができるファイル形式です。(例えばGloMax® Navigatorソフトウエアをインストールしたお客様のPCにインポートをして、結果の解析を行うことも可能です。) 以下の手順で、目的のRESULTファイルをお客様のPCで開けることが可能です。 → お客様のPCにて、GloMax® Navigatorソフトウエア(Simulator)を起動します。 → “RESULT”を選択 → “IMPORT”を選択 → rawファイルを含むドライブを選択 → 目的のrawファイルを選択 → “OK“ ※ GloMax® Navigatorソフトウエアは、Promegaのホームページよりダウンロードが可能です。 https://www.promega.jp/resources/software-firmware/ *ダウンロードについて、ご不明点がございましたら、当社までお問い合わせください。 3. Exportフォルダ内の必要なファイルをUSBメモリ内へ移動します。 任意のファイルを押し続けると、ホップアップウィンドウが表示されます。 “Send to”→“Removable disk”の順に選択すると、ファイルをUSBメモリへ移動することができます。 データをUSBメモリへ移動させる場合は、機器背面のUSBポート(下図黄○)をご使用ください。 USBポートにUSBメモリを接続しますと、タブレットPCに自動的に認識が行われます。 Version 3.2.3 9 簡易測定モードでの迅速測定 ホーム画面の “LUMINESCENCE”は、簡易測定モードです。 簡易測定モードでは、簡便に条件設定して測定をすることができます。もし設定条件を保存したい場合はPROTOCOLSをご使用ください。 1. “LUMINESCENCE”を選択します。 2. 測定するウエルを選択します。 青色のセルは測定するウエル、白色のセルは測定しないウエルを示しております。 3. 本体カバーとサンプルトレイカバーを開けて、96 ウエルプレートをセットします(右奥がA1ウエル)。 Integration (sec) (測定時間) “START”ボタン Version 3.2.3 10 4. サンプルトレイカバーを閉じ、本体カバーを閉じます。 5. 右下の“▶STARTボタンを押します。 6. ファイル名を設定します (任意で決められます) 7. ”START”を選択し、測定します。 終了方法 1. Backボタンを選択し、ホーム画面まで移動します。 2. 左上の☓(Close)ボタンを選択し、GloMax® Navigatorソフトウエアを終了します。 3. タブレットPCの電源ボタンを押し、シャットダウンします。電源ボタンに反応しない設定もありますので、その際はデスクトップ画面から、電源のシャットダウンを選択してシャットダウンをしてください。 4. GloMax® Navigator本体の電源をOFFにします。 *必ずGloMax® Navigatorのソフトウエアを終了してから、タブレットPCの電源を切ってください。ソフトウエアが起動したままタブレットPCの電源を切りますと、ソフトウエアが破損する場合がございます。 保存ファイル名 クリックすると、キーボードが表示され、任意のファイル名に変更できます。 Version 3.2.3 11 カスタムプロトコール Inject、Kinetics、Loopなどを組み合わせたお好みのプロトコールを作成することができます。 カスタムプロトコールの作成 1. ホーム画面の”PROTOCOLS”を選択します。 2. 画面左下の”NEW PROTOCOL”を選択します。 3. “PROPERTIES”のウィンドウで、プロトコール名を設定します (任意)。 ウィンドウ部分をタップすると、ソフトウェアキーボードが表示されます。 4. カスタムプロトコールの画面でプロトコールを作成します。 プロトコールのアイコンを、右側のプロトコール画面へドラッグ&ドロップします。 ※プロトコールは、上から下の順番で実行されます。 5. 設定が終了しましたら、右下の”SAVE AS”を選択しますと、プロトコールを保存することが可能です。保存したプロトコールは、”USER”フォルダへ保存されます。また、保存したプロトコールはExportも可能です。 プロトコール アイコン 任意のプロトコールアイコンを ドラッグ & ドロップして、 プログラムを組み立てます。 プロトコール画面  Version 3.2.3 12 プロトコールアイコンの説明 Luminescenceプロトコール画面 測定条件の設定可能範囲 Integration (Sec) (測定時間/well)︓ 0.1~10.0秒/ 0.1秒刻み Wait プロトコール画面 測定条件の設定可能範囲 Duration (hh:mm:ss) (インキュベーション時間)︓ 00:00:01~72:00:00秒/ 1秒刻み *時間設定の際は、hh, mm, ssのそれぞれの間に、『 : 』 を挿入してください。 Inject プロトコール画面 (※ GM2010のみ対応) 測定条件の設定可能範囲 Injector︓ Injector 1, Injector 2 の選択 Volume (μl): 5~200μl/ 1μl刻み Speed (μl/sec): 20~500μl/ 1μl刻み *標準値は、200μl/secです。Dual-Luciferase Assay等の標準的なアッセイでご利用ください。 Lumi: 発光測定 Wait: インキュベーション (温度コントロールなし) Inject: インジェクターでの試薬分注 (GM2010のみ対応) Prompt: メッセージを表示 Loop: 作成したプロトコールを任意の回数繰り返します Kinetics: ウエル単位での継時的な測定 Version 3.2.3 13 Prompt プロトコール画面 測定条件の設定可能範囲 Message︓ 任意のメッセージを表示させることができます。 アルファベット、数字のみ (日本語は不可です) Eject Plate Prompt: ☑するとプロトコール実施中に、Promptの行程で “Eject Plate” と “Continue”ボタンが表示され(右図)、プレートを取出すことができます。プログラムを続ける場合は、”Continue”を選択します。 Loopプロトコール画面 プレート単位で経時的な測定を行いたい場合に使用します。 設定したプログラムをプレート単位で繰り返し実施するモードです。 Loopの中に、実施したいプロトコールアイコンを挿入します。 測定条件の設定可能範囲 lterations (Loop回数)︓ 最大100回まで Interval (min) (Loop間の時間)︓ 0~10080分/ 0.1分刻み *測定するプレートのウエル数により、最小値が決まります。 Version 3.2.3 14 Kineticsプロトコール画面 ウエル単位で経時的な測定を行いたい場合に使います。 設定したプログラムをウエルごとに繰り返し実施するモードです。 Kineticsの中に、実施したいプロトコールアイコンを入れます。 Integration (Sec) (測定時間/well)︓ 0.1~10.0秒/ 0.1秒刻み Reading (Kinetics回数)︓ 最大250回まで Interval (sec) (Kinetics間の時間)︓ 0.3~100秒/ 0.1秒刻み Kineticsプログラム実施時は、下記のように画面上にはグラフで表示されます。 各ウエルを選択すると、下図のように測定値を閲覧できます。 Version 3.2.3 15 Plate Mapのインポート *こちらの項目の説明はGloMax® Discover/Explorerと共通項目となりますので、実際の画面表示と異なる場合がございます。 お客様が定義されたプロトコールやPresetされたプロトコールを開始する前に、特定のアッセイに使用されるプロトコールを定義するために、インポート機能を用いてPlate Mapを修正することができます。 少なくともPlate Mapには、アッセイのプレート内のWellに関する列の位置情報が含まれなければなりませんが、プロトコールの実施後にデータ分析に必要なPlate Mapの設定を決めることができるアッセイのPlateと関係のある追加データを指定することもできます。 次の表は、Plate Mapでインポートできる情報を示しています。 Data Type Requirement Description Well Required サンプルで満たされているWellの場所です。 A1-H12、1-96の形式で指定できます。 番号は行の上から下に向かって割り振られます。(例、1=A1、2=B1、8=H1、9=A2) Sample ID Optional 指定されたWell内のサンプルに関連付けされたサンプル識別子です。 Concentration Optional 指定されたWellに関連付けされた濃度です。 例えば、スタンダードカーブや化合物の希釈を定義するときに、Well内のサンプル濃度を指定できます。 Type Optional 指定されたWellに関連付けされたサンプルタイプです。 許可されるタイプは次の通り︓ Unknown, Known, Blank, Control 1, Control 2. 解析を許可されたwellタイプに対応するサンプルタイプ (測定結果の解析機能、P27を参照ください。) Dilution Optional 指定されたwellのサンプルに適用される希釈係数です。 この値は、スタンダードカーブに基づいたサンプル濃度を付け加える分析と組み合わせて使用されます。 Volume Optional 指定されたwellのサンプル量です。 この値は、スタンダードカーブに基づいたサンプル濃度を付け加える分析と組み合わせて使用されます。 ファイルからのPlate Mapのインポート プロトコールを開いた後、下記のステップに従ってPlate Mapを定義したファイルをインポートしてください。 ファイルはインポートするためにデータタイプを指定する列を含まなければなりません。 各列のタイトルを含む単一のヘッダー行がファイルにあります。 このファイルにはプレート内にある各サンプルのwellの場所を指定している列が含まれます。 ファイルには特定の拡張子を必要とせず、Excel、タブ区切りテキスト、またはカンマ区切りのテキストファイルの場合があります。 Version 3.2.3 16 次のステップに従ってPlate Mapファイルをインポートしてください。 1. GloMax® SoftwareのHome画面からPROTOCOLSのボタンを押してください。 2. PROTOCOLSの画面からpresetかuser-defined protocolを選択するか、新しくプロトコールを作成してください。(カスタムプロトコールの作成、P16を参照ください) 3. Protocol-specific画面の右側にあるIMPORTボタンを押してSAMPLE DATA IMPORTの画面を表示させてください。 Protocol-specificの画面 4. SAMPLE DATA IMPORTの画面で下記の情報を入力してください。 Field Requirement Description Enter Plate ID Optional Plate mapファイルをインポートするために、プレート識別子を入力するかスキャンします。サンプルIDはExcelでエクスポートされるresultsファイルのSample Information タブに表示されます。 Select File Filter Optional ファイルを選択する場合、file filterではfolder内に表示される拡張子を指定します。 オプションは*.xlsx, *.csv;*.tsv;*.txt, *.xls, and *.* (全てのファイルを表示)です。 次回plate mapがインポートされる時には、選択されたfilterがデフォルトとして保存されます Select File Required 黄色や赤色の長方形のボタンを使って、plate Mapファイルへのパスを選択できます。 インポートするFolderの場所を表示させるためにDrive\ボタンをクリックします。 現在のパスはSelect Fileの黄色の長方形ボタンで表示できます。 選択されたディレクトリー内のfolderは全て赤色で表示され、file filter で選択された核張子のあるファイルはブルーで表示されます。 インポートしたいブルーのplate mapファイルを選択します。 Version 3.2.3 17 SAMPLE DATA IMPORTの画面 GloMax® Software内のPlate Mapをインポートした時の最初の画面になります。 5. ファイルを選択し、OPENボタンをクリックしてファイルを開くと、SAMPLE DATA IMPORT画面のDATA タブに自動で移動します。 SAMPLE DATA IMPORTのDATA タブの画面 plate importファイルのそれぞれの列にあるDataタイプを選びACCEPTボタンを押してください。 6. SAMPLE DATA IMPORT画面のDATA タブからファイルのそれぞれの列にある情報を識別できます。タブの一番上にはFile tabで入力したPlate IDを表示するEnter Plate IDのテキストボックスがあります。もしPlate IDが入力されていなければ、このインポートファイルのためにDATA タブ上でPlate IDの入力もしくはスキャンをすることもできます。 現在のパス File Filterで選択された拡張子のファイル 選択されたディレクトリー内のFolder 選択されたファイル Version 3.2.3 18 DATA タブの右上に選択されたファイル名が表示されています。 インポートファイルで見つかったデータの列を表示している表のテーブルは画面の主要部分に表されています。 それぞれの列の一番上のドロップダウンメニューを使ってデータのタイプを選んでください。 選択できるデータのタイプは、Well、Sample ID、Concentration、Type、Dilution、Volume、Xです。 Wellの情報を含む列を選ばなければなりませんが、他の全てのデータはオプションです。 インポート中に無視した方が良い列があれば、ドロップダウンメニューからXを選んでください。 もしインポートファイルにそれぞれの列のタイトルを説明するヘッダーの行がある場合、インポート中のheaderの行をなくすために、表の右上にあるHeader のボックスにチェックを入れてください。 Headerのボックスにチェックを入れると、表の最初の行が淡い青で表示されます。 DATAタブ上の全ての選択が保存され、次回plate mapをインポートするときのデフォルト値となります。 7. 一度全てのデータファイルが認識されましたら、ファイルからデータをインポートするためにACCEPT ボタンを押してください。 IMPORT の画面にはPlate ID、Plate Format、ファイルに存在するサンプル数とインポートファイルの情報源の要約が表示されます。OKを押してIMPORT の画面を閉じてください。 IMPORT画面︓plate map fileのインポートによる情報の概要を示します。 8. PLATE VIEWのタブでは、サンプルIDとファイルからインポートした濃度情報を表示します。 サンプルIDはwellの上側に表示され、濃度データはwellの下側に表示されます。 画面の下側に3つのボタンがあります。 a. IMPORT画面と同じように情報を要約しているPlate Info の画面を表示されるには、PLATE INFO のボタンをクリックしてください。 b. インポートした情報で良ければOKボタンを押して、wellのレイアウトとプロトコールのデータを決めるためにご利用ください。SAMPLE DATA IMPORT の画面を閉じてください。 c. インポートした情報やwellのレイアウトを破棄するにはCANCELを押し、元々指定したwellのレイアウトを使用するようにプロトコールを戻してください。 SAMPLE DATA IMPORTの画面を閉じてください。 Version 3.2.3 19 PLATE VIEW タブの画面 9. SAMPLE DATA IMPORT の画面を閉じると、Methodの実行に進めます。 PortalソフトウエアからのPlate Map のインポート プロトコールを開いた後、Portalソフトウエアからplate mapの情報をインポートするために下記のステップに従ってください。Portalソフトウエアはサンプルや試薬の追跡情報を保管する場所で、自動化システムの一部であるMaxprep™ Liquid Handler (Cat.# AS9100, AS9101, AS9200, AS9201)と組み合わせてインストールされます。 Maxprep™ Liquid Handler上で準備されるアッセイ用のplate map情報の回収(例えばQuantiFluor® Fluorescent Dye-based quantitation )やPortalへの保存が可能です。 Portalソフトウエアへの設定は、Portal Access Softwareマニュアルをご参照ください。 1. GloMax® SoftwareのHome画面からPROTOCOLSのボタンを押してください。 2. PROTOCOLSの画面からpresetかuser-defined protocolを選択するか新しくプロトコールを作成してください。(カスタムプロトコールの作成、P16を参照ください) 3. Protocol-specific画面の右側にあるIMPORTボタンを押してSAMPLE DATA IMPORTの画面を表示させてください。 Version 3.2.3 20 Protocol-specificの画面 Sample Data Importの画面 GloMax® Software内のPlate Mapをインポートした時の最初の画面になります。 4. SAMPLE DATA IMPORT画面のPORTALタブを押してください。 現在のパス File Filterで選択された拡張子のファイル 選択されたディレクトリー内のFolder Version 3.2.3 21 SAMPLE DATA IMPORT 画面のPortal タブ PortalソフトウエアからPlate mapの情報を取り込むのにご使用ください。 5. Enter Plate ID textにPlate IDを入力するか、Plate IDをスキャンして入力してください。 SEARCH ボタンを押して、Plate IDに関連する記録をPortalソフトウエアで検索してください。 6. もし検索が成功すれば、Plate mapを作成するために使用されたMethod、methodが完了した日とPlate上のサンプル数を示すPortal Dataの画面が表示されます。 OKボタンを押してPortal Dataの画面を閉じてください。 Portal Dataの画面 7. IMPORTボタンを押してPortalソフトウエアから取り込まれたplate mapをインポートします。それからPlate Viewのタブを開いてください。Plate ID、plateのフォーマットとサンプル数を含んだIMPORTの画面が現れます。OKボタンを押してIMPORT画面を閉じてください。 Version 3.2.3 22 IMPORTの画面 8. PLATE VIEWのタブでは、サンプルIDとファイルからインポートした濃度情報を表示します。 サンプルIDはwellの上側に表示され、濃度データはwellの下側に表示されます。 画面の下側に3つのボタンがあります。 PLATE VIEWの画面 a. IMPORT画面と同じように情報を要約しているPlate Info の画面を表示させるには、PLATE INFO のボタンをクリックしてください。 b. インポートした情報で良ければOKボタンを押して、wellのレイアウトとプロトコールのデータを決めるためにご利用ください。SAMPLE DATA IMPORT の画面を閉じてください。 c. インポートした情報やwellのレイアウトを破棄するにはCANCELを押し、元々指定したwellのレイアウトを使用するようにプロトコールを戻してください。 SAMPLE DATA IMPORTの画面を閉じてください。 9. SAMPLE DATA IMPORT の画面を閉じると、Methodの実行に進みます。 Version 3.2.3 23 Dual Injectors and Pumpの操作方法(GM2010のみ) 操作の概要  Injector Systemの設定は、メニューバーの “ TOOLS”(工具マーク)から設定することが可能です。  (ホーム画面の “ SETTINGS “から設定することもできます。また、Protocol内にInjectorの動作がふくまれる場合、プレートの測定前にInjectorの設定のポップアップが表示されます) “TOOLS”を選択しプルダウンメニュー内の“INJECTORS”を選択すると設定画面(下図)が表示されます。 PRIME INJECTORS (PRIME)︓ セットした試薬をインジェクター内に充填します。 Reverse Purge (REVERSE PURGE)︓ インジェクター内の試薬を試薬チューブへ戻します。 Flush (FLUSH)︓ インジェクター内を洗浄します。 試薬の充填 インジェクターチューブにPrimeするために必要な試薬量は、各々500μlです。 試薬ボトルホルダーのそれぞれのくぼみは、50mlビーカー、15ml, 50mlのコニカルチューブ、15ml試験管に適合します。 1. 本体カバーを開け、試薬ボトルホルダーへ試薬の入った容器をセットします。 2. Inlet Tubingを試薬の入った容器に挿入します。この時、Inlet Tubingの先端が容器の底にある試薬に浸っていることを確認します。 3. サンプルトレイカバーを開け、廃液トレイをセットします。 4. サンプルトレイカバーと本体カバーを閉めます。 5. “TOOLS”から”INJECTOR”を選択し、さらに”PRIME”を選択します。 6. 使用するInjectorに☑を入れます。 “Tools” Version 3.2.3 24 Volumeは、Primeする試薬量であり、500~1,500μlまで設定できます。 最低限必要な試薬量(インジェクター内に充填される試薬 + Primeのために排出させる試薬)は、500μlです。500μl以上に設定すると、インジェクター内を通過する試薬量が増えるため、より廃棄される試薬量が多くなります。 標準は、500μlに設定してください。 7. “Start Prime”ボタンを選択すると、自動的にPrimeが開始されます。 8. 終了後、”Close”を選択し、Injectorsのウィンドウを閉じます。 9. 本体カバー/サンプルトレイカバーを開けて、廃液トレイを取り出し、サンプルトレイカバー/本体カバーを閉めます。 Version 3.2.3 25 インジェクターの洗浄 インジェクターおよびインジェクターチューブ内壁に試薬が固着することを避けるため、使用後はできるだけすぐにインジェクターおよびインジェクターチューブの洗浄を行ってください。 洗浄は、下記手順で行います (洗浄用の70%エタノールと蒸留水(D.W.)をご用意ください)。 D.W. (3回) → 70% エタノール (3回) → D.W. (3回) → Air (3回)の順で洗浄します。 1. D.W.と70%エタノールが、それぞれ約20ml以上入ったボトルを準備します。 2. 本体カバーを開け、これらのボトルを試薬ボトルホルダーに立てます。 3. Inlet TubingをD.W.が入ったボトルに挿します。 4. サンプルトレイカバーを開け、廃液トレイをセットします。 5. サンプルトレイカバー/本体カバーを閉めます。 6. “TOOLS”から”INJECTOR”を選択します。 7. “Flush”を選択します。 8. 使用するInjectorに☑を入れます。 9. “Cycles” ⇒“3”に設定し、OKを選択します。 10. “Start Flush”を選択します。 11. 本体カバーを開けて、Inlet Tubingを70% Ethanolが入ったボトルに挿し替え、本体カバーを閉めます。 12. 手順 7~10を繰り返します。 13. 本体カバーを開けて、Inlet TubingをD.W.が入ったボトルに挿し替え、本体カバーを閉めます。 14. 手順 7~10 を繰り返します。 15. 本体カバーを開けて、Inlet Tubingをボトルから抜き取ります。 16. 手順 7~10 を繰り返します。 17. 本体カバー/サンプルトレイカバーを開け、廃液トレイを取り出します。 18. サンプルトレイカバー/本体カバーを閉めます。 19. 廃液トレイに溜まった洗浄液を廃棄し、廃液トレイを洗浄します。 Version 3.2.3 26 測定結果の解析機能 解析の流れ GloMax® Navigatorソフトウエアには、測定結果の解析機能がついております。 事前に、StandardやBlankの設定を行い、TEMPLATEファイルを作成が可能です。測定したデータを含むRESULTファイルに、このTEMPLATEファイルを当てはめることにより、RESULTファイルに含まれる測定データを自動計算し、濃度やIC50/EC50を算出し、グラフを提示することができます。 RESULTS画面 測定結果の呼び出し ANALYSISで TEMPLATEの呼び出し TEMPLATEの作成・保存 TEMPLATEの選択 解析の実行 TEMPLATES画面 Version 3.2.3 27 TEMPLATEの作成 1. RESULTSを選択し、左列のTEMPLATESを選択します。 ※ 4個のTEMPLATEが初めからインストールされております。 2. 左下のNEW TEMPLATEを選択します (既存のTEMPLATEを変更・保存することも可能です)。 3. 下記の画面から各項目を設定します。 Version 3.2.3 28 A) Fitting Curve (解析曲線)の種類 Linear Standard Curve、Linear Response、Dose Response EC50/IC50、2nd Polynomial Curve、3rd Polynomial Curve、Power Regression、Four Parameter Curve、Five Parameter Curve、Cubic Spline、Zʼ Factorから使用する適切なものを選択します。 既知(Known)、未知(Unknown)、ブランク(Blank)、コントロール1、コントロール2を割り当てる解析曲線 解析曲線のタイプ 解析タイプの機能 Linear Standard Curve 線形回帰;曲線からの未知の濃度を補間する 2nd Polynomial 非線形回帰;二次曲線から未知の濃度を補間する 3rd Polynomial 非線形回帰;三次曲線から未知の濃度を補間する Power Regression 非線形回帰;曲線から未知の濃度を補間する Four-Parameter Curve 非線形回帰;曲線から未知の濃度を補間する。 EC50/IC50を決定する。 Five-Parameter Curve 非線形回帰;曲線から未知の濃度を補間する。 EC50/IC50を決定する。 既知(Known)、ブランク(Blank)、コントロール1およびコントロール2を割り当てる解析曲線 解析曲線のタイプ 解析タイプの機能 Dose Response EC50/IC50 非線形回帰; 4パラメータカーブフィット。 EC50 / IC50を決定する。 Linear Response 線形回帰 Point to Point ポイントを直線でつなぐ Cubic Spline 滑らかな線で点を結びつける Z´-Factor Z’-Factorを計算する B) Blank Subtraction デュアル測定を行う実験を解析するときには、2種類のBlankの計算方法を選択が可能です。  (R1 / R2)-(R1B / R2B)︓ Read 1とRead 2から得られるBlankの比を、サンプルの測定値の比から差し引きます。このBlankのオプションは、NanoBRET™アッセイのような比を評価するアッセイに適用します。  (R1–BR1)/(R2–BR2) [または、(R2–BR2)/(R1–BR1)]: 分子または分母には、Read 1(R1)またはRead 2(R2)からの関連するBlankブランクの減算が含まれます。 このBlankのオプションは、Nano-Glo® Dual-Luciferase® Reporter Assay Systemのようなデュアル測定の結果に適用できます。 Version 3.2.3 29 C) Unit (単位) ”Unit”のテキストボックスを選択し、プレートに適用するユニット(単位)を入力します。 D) Well Type (ウエルのタイプ)  UNKOWN: 濃度が不明なウエル。Name(名前)、希釈係数(Dilution Factor)、Volume (μl)を入力します。  KNOWN: 濃度が既知のウエル。NameとConcentration(濃度)を入力します。  BLANK: ブランクを取るためのウエル。NameとConcentration(濃度)を入力します。すべてのBlankのウエルの平均値が、Known、Unknown、Controlの値から差し引かれます。  EXCLUDED︓ 解析から除外すべきウエルを指定します。  CONTROL: Control 1とControl 2として、2つのControlを選択することができます。2つのコントロールはZ´-Factorの解析に要求されます。コントロールは、データのノーマライゼーション(% ControlおよびFold-Change)の計算に用いられます。 各ウエルにドロップダウンからウエルのタイプを設定し、必要な情報を入力します。複数のウエルを選択するときには、ドラッグで複数ウエルを選択が可能です。 プレート上にウェルタイプを割り当てた後、すべて同じの名前を付けるウェル(例えば、同じサンプルまたは実験セット)を選択します。ウエルを選択後、“Name”のテキストボックスを選択して、名前を入力します。 注︓完全なデータのセットとみなすには、ある処理を行った、または標準曲線セットを含むすべての”KNOWN”のウエルが同じ名前である必要があります。たとえば、スタンダードカーブに適用する“KNOWN“のウエルに名前を付ける場合は、KNOWNの全てのウエルに同じ名前(例えば、「Standard」、「Stand」、「Known」など)を使用します。 ”UNKNOWN“のウエルについては、同じサンプルであれば、すべてのウエル(“Dilution Factor”には関係なく)は、同じ名前である必要があります。 同じ“Dilution Factor”や“Volume”の情報を持つウエルをすべて選択します。ウエルを選択後、“Concentration”や“Dilution Factor”のテキストボックスを選択し、濃度、希釈係数、液量の値を入力します。 Version 3.2.3 30 “UNKNOW”のウエルでは、ウエルに添加するサンプルの液量を“μl“単位で入力します。(例えば、1μlのサンプルをウエルに添加する場合、”Volume“のテキストボックスに”1“を入力します。) 注︓“CLEAR”ボタンは、TEMPLATEの作成中に訂正するために使用します。“CLEAR”を選択しますと、選択したウエルに関連するすべて情報(ウエルのタイプ、名前、濃度、希釈係数、液量)が削除されます。 E) Group (グループ化) ウェルタイプ(KNOWN、UNKNOWN、BLANK)、名前(Name)、濃度(Concentration)、希釈係数(Dilution Factor)、および液量(Volume)をプレートマップに入力した後、一緒に分析すべき実験セットまたはグループのウエルを選択します。すべての”KNOWN”のウエルがグラフに表示されます。 “UNKOWN”のウエルは、“KNOWN”のウエルから生成されるスタンダードカーブから算出されます。  ”Group”を選択すると、グループオプションのリストが展開されます。最大11個のグループ(A〜K)をプレートに割り当てることができます。右下にある“—”は、グループ割り当てを元に戻します。  “GROUP A”~“GROUP K”を選択します。グループが割り当てられると、選択したウエルのフレームが対応するグループの色で表示されます。  必要に応じて、グループ名を変更することが可能です。“Group”のドロップダウンから、各グループ名の右下にあるペン型のアイコンを選択し、グループ名を編集します。 F) Normalization (データのノーマライゼーション) 測定結果は、必要に応じて、”% Control”および”Fold-Change”として表すことができます。ノーマライゼーションは、解析が完了する前後ともに実行できます。ノーマライゼーションでは、解析のTEMPLATEに”CONTROL”のウェルタイプを設定する必要があります。 注:”CONTROL”のウエルをグラフに含める場合は、各実験データセット内の”KNOWN”のウェルタイプとして最初に設定する必要があります。 ウエルを選択して、”CONTROL”として割り当てます。ウェルタイプからウエル1を”Control 1”または”Control 2”に割り当てます。 注:データは、一度に1つのコントロールのみに“NORMALIZE“の機能を適用することができます。コントロールがプレートに割り当てられると、”NORMALIZE“ボタンが使えるようになります。 “NORMALIZE”を選択すると、ノーマライゼーションの3つのオプションを選択できます。1つのコントロールのみが設定されている場合、そのコントロールが自動的にノーマライゼーションに使われます。複数のコントロールが設定されている場合、ノーマライゼーションに使用するコントロールを指定する必要があります。  Data:プレート上で実行されたノーマライゼーションを元に戻します。  % Control:実験ウエルは、コントロールのウエルに対するパーセンテージとして表示されます。  Fold Change:実験ウエルは、コントロールのウエルに対する倍数として表示されます。 Version 3.2.3 31 “OK”を選択すると、自動的にノーマライゼーションが行われます。ウエルに生データが存在する場合、“OK”を押すと結果の正規化が行われます。 4. TEMPLATEのデザインが完成したら、”SAVE TEMPLATE“のボタンを選択します。TEMPLATEの名前を入力し、[OK]を選択し、保存します。 TEMPLATEの呼び出しと解析 1. RESULTSの画面から、解析したいファイルを選択します。 2. 左下の“ANALYSIS”を選択します。 3. TEMPLATESのリストが表示されますので、解析に用いるTEMPLATEを選択します。 4. 内容を確認し、“RUN”を選択します。 正しく設定されていれば、”Analysis was successfully completed”と表示されますので、”OK”を選択します。 Version 3.2.3 32 5. 下図のように、解析結果が表示されます。 DATA ON/OFF (①)︓ 測定値の表示/非表示を選択できます。 EXPORT (②)︓ 測定結果、解析結果、グラフをGloMaxソフトウエアおよびExcel形式で出力します。 SAVE TEMPLATE (③)︓ 変更したTEMPLATEを新たなファイル名で保存することができます。 SAVE ANALYSIS (④)︓ 解析した結果を保存します。 グラフのタブ (⑤)︓ Standardから作成された標準曲線を確認することができます。 6. グラフのタブを選択すると、下図のようにStandardから作成された標準曲線を表示します。 ① ② ③ ⑤ ④ Version 3.2.3 33  グラフの調整  “Log X-Axis”および“Log Y-Axis”のチェックボックスの操作により、各軸の数値を対数として表すことができます。  グラフのタイトル、X軸およびY軸のタイトルを選択することで、名前を編集が可能です。  グラフを拡大・縮小などの操作ができます(ピンチでズームアウト、ピンチを戻してズームイン、スワイプしてパン)。  “RESET VIEW”ボタンを選択しますと、グラフがデフォルトの表示に戻ります。  グラフの編集  右下のボックスにR2や直線の傾きなどの情報が表示されます。複数のグループまたはプレートの測定回数がある場合、その分のボックスが表示されます。  シンボルを押すとグラフから曲線が削除されます。空の円に触れることでグラフに曲線を戻します。 4. 標準曲線から外れた値は、データのタブを選択し、外したい値を表示したウエルを選択し、“EXCLUDE”を選択します。その後、再度“RUN”ボタンを選択し、解析を行います。 Version 3.2.3 34 解析結果の保存 1. “SAVE ANALYSIS”を選択します。 2. 名前を付けて(任意)、“OK”を選択し、保存します。 3. 保存されたファイルは、“RESULTS”の左下“ANALYSES”から表示されるリストに保存されます。 RESULTS画面 ANALYSES画面 Version 3.2.3 35 GloMax® Navigator Systemの設定 “SETTINGS”よりGloMax® Navigator Systemの様々な設定をすることができます。 INSTRUMENT INFO︓ 機器本体のシリアル番号、ソフトウエアやファームウエアのバージョン情報を確認することができます。 SELF TEST︓ 起動時に行う動作テストを行います。 TOOLS︓ 画面の右上の『TOOLS』ボタンからも選択することができます。 <INJECTOR>︓ インジェクターの操作を行います。実際の操作方法ついては、26ページからの“Dual Injectors System with Pump Station”をご参照ください。 <RECOVERY>︓ “RECOVERY”では、プレートが内部で詰まった場合において、手動で回復するための操作を行えます。この画面で”START. . .”ボタンを選択して、ヘッドや軸のアライメント、プレート排出動作を初期化します。 EXPORT LOGS︓ GloMax® Navigatorでは、すべての操作のログを保存しています。もし不具合や故障が生じた場合、この画面から操作過程のログファイルを生成・保存し、弊社までお送りください。ファイルのお送り方法等をご説明いたします。 1. 保存されるドライブおよびフォルダを確認または変更します。 2. ”SAVE”を押すと、指定したフォルダにログファイルが保存されます。 Version 3.2.3 36 ADMINISTRATOR︓ 下記の項目での、GloMax® Navigatorの設定を行います。 <PREFERENCES>︓ [ PROTOCOL SETTINGS ]︓ プロトコールに関する設定を行います。  Allow users to modify protocol details ︓チェックを入れた場合、User権限でもプロトコールの変更ができます。  Allow users to modify protocol plate map ︓チェックを入れた場合、User権限でもプレートマップの変更ができます。 [ EXPORT SETTINGS ]︓ 測定結果のエクスポートに関する設定を行います。  Export to PDF︓ PDFにエクスポートします。  Export to Excel︓ Excelにエクスポートします。  Manual Export Folder︓ 測定結果の画面において、”EXPORT”を選択した時に、保存先のフォルダを設定します。  Auto Export︓ 測定完了と同時にエクスポートを行います。  Auto Export Folder︓ Auto ExportをONしたときに、自動でファイルを保存する先のフォルダを設定します。 Version 3.2.3 37 [ANALYSIS SETTINGS]︓ 解析結果のエクスポートに関する設定を行います。  Export to GloMax︓ GloMax® Navigatorソフトウエアを使っている別のPCで閲覧するためのフォーマットでエクスポートします。  Export to PDF︓ PDFファイルとして解析結果をエクスポートします。  Export to Excel︓ Excelファイルとして、解析結果をエクスポートします。  Export Folder︓ 解析結果の画面において、”EXPORT”を選択した時に、保存先のフォルダを設定します。 [SCALING FACTORS]︓発光測定において、倍率を変更することができます。この機能により表示される値が増減します。倍率の設定範囲は、0.001~1,000です。 ※ 表示値が増減するだけですので、Signal/Noise比が改善される機能ではございません。 [ALARM SETTINGS]︓アラーム音の設定ができます。  Play sound on protocol completion︓プロトコールの実行が完了すると音が出ます。  Play sound on error︓エラーが発生したときに音が出ます。 Version 3.2.3 38 [E-MAIL SETTINGS]︓E-mailの設定ができます。  User Information︓ メールを送信したいメールアドレスの設定を入力します。  Server Information︓メールを送信したいメールサーバーの設定を入力します。  Send mail on protocol completion︓プロトコールの実行が完了するとメールが自動配信されます。  Send mail on error :エラーが発生したときにメールが自動配信されます。 *詳しい説明は英文マニュアルTM470を参照ください。 [PORTAL]︓Portal接続の設定ができます。 *詳しい説明は英文マニュアルTM470を参照ください。 Version 3.2.3 39 <INSTRUMENT NAME>︓ GloMax® Navigatorの名前を変更できます。2台以上のGloMaxを所有している場合、見分けるのが容易になります。名前変更後、タブレットPCを再起動する必要があります。 <IMPORT PROTOCOLS>︓ プロトコールをUSBドライブなどを用いて、インポートすることができます。 主に、新しいキットの追加はソフトウエアのアップデートに合わせて行われますので、こちらは別途インポートが必要な時にご使用ください。 <AUDIT RECORDS>︓ GloMax® Navigatorで実施された操作を時系列に沿って確認することができます。これらのデータは自動的に生成されます。Part 11に適用しておりますため、削除や編集をすることはできない仕様となっております。”EXPORT”ボタンを選択することで、外部へのエクスポートが可能です。 Version 3.2.3 40 トラブルシューティング&よくあるお問い合わせ Q1. 使用中のタブレットPCの画面が消えてしまいました。 A1. タブレットPCのバッテリーが切れてしまった可能性があります。 下図のように、タブレット電源の白いランプが点いているかを確認してください。点いてない場合には、ACアダプターに電源コードがしっかりと差し込まれているか、使用しているコンセントは通電しているかを確認してください。 【白いランプの点灯確認】 【電源コードの緩み確認】 Q2. しばらくぶりにGloMax® Navigatorを使うのですが、タブレットPCの電源が入りません。 A2. タブレットPCの充電池が完全にEmptyになっている場合、タブレットPCの電源は入りません。コンセントを繋いで、数時間程度の充電を行ってから、再度お試しください。放電の状況によっては半日から1日程度の充電が必要な場合があります。 Q3. GloMax® Navigatorのソフトウエアが起動しません。“Cannot connect to the instrument Device not found; is it turned off or disconnect?”とメッセージが出ます。 A3. タブレットPCとGlomax® Navigator本体のデータのやり取りができていない場合に表示されるエラーメッセージです。 対処法① USBケーブルがしっかりと接続されているか、確認してください。(GloMax® Navigator本体背面とタブレットPCの右横のポート)改善されない場合は対処法②をお試しください。 対処法② GloMax® Navigator本体の認識に失敗している可能性がありますので、一度GloMax® Navigator本体とタブレットPCの電源を切ってください。そして、両方の電源ケーブルをコンセントから抜いてください。5分~10分そのまま放置します。(電源の供給をなくすことで、メモリのクリアをします) 5~10分経過後、再度コンセントにつないでGloMax® Navigator本体とタブレットPCの電源を入れて、GloMax® Navigatorのソフトウエアを起動してください。 Version 3.2.3 41 Q4. トレイの移動時に異音が発生する、もしくはエラーメッセージ“Opto-interrupter (bit 3) is not closed” が出て止まってしまうことがあります。 A4. オプティカルヘッドマスクの下面とサンプルトレイカバーの上面への試薬付着等による汚れが原因で起こる場合があります。その際は、下記のクリーニングをお試しください。 1. GloMax® Navigatorの電源をOFFにした状態で、下図を参考に、チューブホルダーを止めているネジを緩めてください。 2. サンプルトレイを奥側に押し込み、オプティカルヘッドマスクを手前に引き出します。 3. オプティカルヘッドマスクの下面(トレイカバーと接する面)を70%エタノールでしっかり拭いてください。 4. 拭き終ったら、オプティカルヘッドマスクを元の位置に戻し、さらに、チューブホルダーの止めネジを締めてください。 オプティカル ヘッドマスク 手前に引き出す Version 3.2.3 42 5. サンプルトレイを手前に引き出し、サンプルトレイカバー上面を、きれいに拭いてください。 6. オプティカルヘッドマスクを真ん中あたりに移動をさせて、右奥のホームポジション(オプティカルヘッドマスクの初期ポジション)を掃除してください。 7. サンプルトレイとオプティカルヘッドの位置を移動させてから、電源を入れてご使用ください。 オプティカルヘッドマスクと交差する赤枠の部分は、特に汚れやすいので、70%エタノールでしっかり掃除をしてください。 オプティカルヘッドマスクは 一番右側まで移動させます サンプルトレイは一番奥まで移動させます Version 3.2.3 43 Q5. インジェクターで正確に分注ができていないようです。 A5. 下図を参考に、チュービングの不確実な接続や、空気漏れがないように接続部に緩みのないことを確認してください。 1) チュービングがしっかりと差し込まれているか確認してください。緩んでいる場合はしっかりと上方から差し込んで下さい。 納品時にお渡ししている六角レンチで下図のネジを調整するとチューブが抜けにくくなります。 *チューブを固定した装置もございます。この 1)につきましては、固定がされていないチューブに対するご案内となります。 NG︓ しっかりとチューブが接続されていない状態 正常︓ きちんと奥までチューブが接続されている状態。 2) チューブの先端が試薬などで汚れていないかを目視でご確認ください。汚れがありますと、斜めに液が飛び散る事や、チューブが詰まる場合がございます。汚れている場合はチュービングガイドを止めているネジを付属の六角レンチで外して頂き、70%エタノールを含ませた布等で清掃をしてください。清掃がおわったら、元通りに設置してください。 チューブの先端が見えていません ネジ ↑チュービングガイド ネジ ↑ チューブの先端が見えています ↑ Version 3.2.3 44 3) インジェクターのバルブ周辺の緩みが無いかを確認してください。緩んでいる場合は、しっかりと手で締めてください。チューブに潰れや変形が無いかも確認してください。 Q6. PrimeやFlush、分注を使用する時にエラーメッセージ“Pump Error : Plunger Overload“が出て止まってしまいます。 A6.チューブ内の圧が強くなると、このようなメッセージが出ることがあります。チューブ内部に異物や詰まりがないか、チューブにつぶれがないかを確認してください。 Q7.特定のウエルを測定するとき、値が高く出てしまいます。 A7.サンプルトレイカバーに試薬の付着などがありますと、値が高く出ることがあります。70%エタノールを含ませた布等で、サンプルトレイカバーの表と裏を掃除してください。 表 裏 Version 3.2.3 45 Q8.クリアプレートを使用すると、メッセージ“No plate detected in the instrument”が出てきてしまいます。 A8. GloMax® Navigatorでは、トレイ底部のセンサーを使用してプレートの有無を検知しますので、透明のプレートは検知することができません。白、もしくは黒色のプレートをご使用ください。 Q9. スプリットウエルプレートは使用できますか。 A9. スプリットウエルプレートにつきましては、装置の動作に影響を与える可能性があるため、ご使用にならないでください。 お問い合わせ先 ご不明な点やご質問は下記までお問い合わせください。 プロメガ株式会社 電話 03-3669-7980 FAX. 03-5614-6079 e-mail ︓ prometec@jp.promega.com 〒103-0011東京都中央区日本橋大伝馬町14-15