NanoBiT™ Protein:Protein Interaction System
技術的なお問合せは: Revised 2018/08 e-mail: prometec@jp.promega.com・Tel: 03-3669-7980・Fax: 03-3669-79 www.promega.co.jp この Quick Protocol は TM461 を基に作成された簡易型のプロトコルです。 最新、詳細なプロコトルについては www.promega.com/protocols/をご覧ください。 <試薬の準備:Nano-Glo® Live Cell Reagent の調製> (用事調製) 1. (初めて使用する場合)Nano-Glo® LCS Dilution Buffer を室温に戻す。 2. Nano-Glo® Live Cell Substrate を-20 °C から取り出し、軽くタッピングし、混ぜる。Nano-Glo® Live Cell Substrate がチューブのフタや側面についている場合には軽く遠心して溶液をチューブの底 に集める。 3. Nano-Glo® LCS Dilution Buffer を用いて、Nano-Glo® Live Cell Substrate を 20 倍希釈し、これ を 5X Nano-Glo® Live Cell Reagent とする。 (例. 19mL の Nano-Glo® LCS Dilution Buffer に 1mL の Nano-Glo® Live Cell Substrate を加えて、 20mL の Nano-Glo® Live Cell Reagent とする) *Nano-Glo® LCS Dilution Buffer は融解後、室温にて保管可能です。 <アッセイプロトコル> A. Nano-Glo® Live Cell Reagent の添加後に、化合物を加える場合 1. 添加する化合物を 13.5X となるように緩衝能のある培地(HEPES 添加済みの培地、Opti-MEM な ど)で希釈する。 2. 96well plate の各 well から培地を除き、緩衝能のある新しい培地を 100μL 加える。 3. 25μL の Nano-Glo® Live Cell Reagent を加え、96well plate を手動もしくはプレートシェーカー (300–500rpm、15 秒)にてゆっくりと撹拌する。 4. ルミノメーターで発光を測定(integration time: 0.5-2sec)。ベースラインとなる発光値を確認する。 5. 10μL の 13.5X 化合物もしくは Vehicle control となる溶液を各 well に加え、手動もしくはプレー トシェーカー(300–500rpm、15 秒)にてゆっくりと撹拌する。 6. 最大 2 時間までの任意の時間まで発光を測定する。(integration time: 0.5-2sec) B. 化合物の添加後に、Nano-Glo® Live Cell Reagent を添加する場合 1. 添加する化合物を 11X となるように緩衝能のある培地(HEPES 添加済みの培地、Opti-MEM® な ど)で希釈する。 2. 96well plate の各 well から培地を除き、緩衝能のある新しい培地を 100μL 加える。 3. 10μL の 11X 化合物もしくは Vehicle control となる溶液を各 well に加え、手動もしくはプレート シェーカー(300–500rpm、15 秒)にてゆっくりと撹拌する。 4. 25μL の Nano-Glo® Live Cell Reagent を加え、96well plate を手動もしくはプレートシェーカー (300–500rpm、15 秒)にてゆっくりと撹拌する。 5. 最大 2 時間までの任意の時間で、発光測定を行う。(integration time: 0.5-2sec) *化合物処理なしでの PPI による発光シグナルを検出する場合にはアッセイプロトコル B. をまずご 検討ください。 NanoBiT™ Protein:Protein Interaction System INSTRUCTIONS FOR USE OF PRODUCTS N2011, N2012, N2013, N2014, N2015 and N2016 技術的なお問合せは: Revised 2018/08 e-mail: prometec@jp.promega.com・Tel: 03-3669-7980・Fax: 03-3669-79 www.promega.co.jp <モデルプロトコル 1> FRB-LgBiT・FKBP-SmBiT を用いた PPI 発光シグナルの検出 用意するもの: ・HEK293 細胞 ・Opti-MEM I Medium もしくは HEPES 添加済みの培地 ・細胞培養用の 96well 白クリアボトムプレートもしくはソリッドプレート(参考:Corning, Cat. #3917(ソリッド)または Cat. #3610(クリアボトム)) ・Transfection reagent (参考:FuGENE® HD Transfection Reagent, Cat. # E2311 もしくは ViaFect™ Transfection Reagent, Cat. # E4981) ・NanoBiT™ PPI Control Pair (FKBP, FRB) (Cat. #N2016) ・Nano-Glo® Live Cell Assay System (Cat. #N2011) ・Rapamycin (参考:Selleck, Cat. # S1039, Sigma, Cat. # R8781, R0395 など) Day1: HEK293 細胞の播種 1. HEK 293 細胞をアッセイ前まで培養する。 2. トリプシン処理等で細胞を剥がし、細胞懸濁液を 96-well plate に 100μL ずつ、10,000cell/well と なるように播種する。 3. 37 °C CO2 インキュベーターで一晩培養する。 Day2: トランスフェクション 1. Opti-MEM I Medium を用いて、LgBiT vector / SmBiT vector の DNA 溶液 (各 6.25ng/μL) を調 製する。 2.トランスフェクション試薬を用いて、LgBiT vector / SmBiT vector を導入する。 (条件例) FuGENE® HD or ViaFect™ 0.3μL + LgBiT/SmBiT の DNA 溶液 (各 6.25ng/μL) 8μL 3. 37 °C CO2 インキュベーターで一晩培養する。 Day 3: Rapamycin 処理および PPI 発光シグナルの測定 1. 培地を除き、Opti-MEM I Medium もしくは HEPES 添加済みの培地 100uL に交換する。(FBS は 0~10%の範囲で添加することが可能です) 2. Rapamycin を終濃度 13.5X となるように Opti-MEM I Medium で希釈する。また、同様に Vehicle Control solution も作製する。 3. 10μL の 13.5X Rapamycin solution もしくは Vehicle Control を各 well に加える。 4. 25μl NanoBiT Nano-Glo® Live Cell Reagent を 各 well に加え、プレートシェーカー(300–500rpm、 15 秒)にてゆっくりと撹拌する。 5. 最大 2 時間までの任意の時間で、発光測定を行う。 6. Rapamycin の添加による PPI の変動を EXCEL などで解析する(例. 右図) 技術的なお問合せは: Revised 2018/08 e-mail: prometec@jp.promega.com・Tel: 03-3669-7980・Fax: 03-3669-79 www.promega.co.jp <モデルプロトコル 2> LgBiT-PRKAR2A・SmBiT-PRKACA を用いた PPI 発光シグナルの検出 用意するもの: ・HEK293 細胞 ・Opti-MEM I Medium もしくは HEPES 添加済みの培地 ・細胞培養用の 96well 白クリアボトムプレートもしくはソリッドプレート(参考:Corning, Cat. #3917(ソリッド)または Cat. #3610(クリアボトム)) ・Transfection reagent (参考:FuGENE® HD Transfection Reagent, Cat. # E2311 もしくは ViaFect™ Transfection Reagent, Cat. # E4981) ・NanoBiT™ PPI MCS Starter System(Cat. #N2014)もしくは NanoBiT™ PPI Flexi® Starter System(Cat. #N2015) Day1: HEK293 細胞の播種 1. HEK 293 細胞をアッセイ前まで培養する。 2. トリプシン処理等で細胞を剥がし、細胞懸濁液を 96-well plate に 100μL ずつ、10,000cell/well と なるように播種する。 3. 37 °C CO2 インキュベーターで一晩培養する。 Day2: トランスフェクション 1. Opti-MEM I Medium を用いて、下記の 3 つの DNA 溶液 (各 6.25ng/μL) をそれぞれ調製する。 ・LgBiT vector / SmBiT vector ・LgBiT vector / NanoBiT™ Negative Control Vector (HaloTag®-SmBiT) ・NanoBiT™ Negative Control Vector (HaloTag®-SmBiT) 2. トランスフェクション試薬を用いて、各 DNA を導入する。 (条件例) FuGENE® HD or ViaFect™ 0.3μL + LgBiT/SmBiT の DNA 溶液 (各 6.25ng/μL) 8μL 3. 37 °C CO2 インキュベーターで一晩培養する。 Day 3: PPI 発光シグナルの測定 1. 培地を除き、Opti-MEM I Medium もしくは HEPES 添加済みの培地 100uL に交換する。 (FBS は 0~10%の範囲で添加することが可能です) 2. 25μl NanoBiT Nano-Glo® Live Cell Reagent を各 well に加え、プレートシェーカー(300–500 rpm、15 秒)にてゆっくりと撹拌する。 3. 最大 2 時間までの任意の時間で、発光測定を行う。 4. PPI による発光シグナルを EXCEL などで 解析する(例. 右図)