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タンパク質の質量分析用プロテアーゼ


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トリプシン
製品名 由来とサイズ 切断部位 プロテアーゼ/
タンパク質比(w/w)
至適pH In-Gel
消化
ProteaseMAX
適合性
サイズ カタログ
番号
Trypsin Platinum,
Mass Spectrometry Grade
組換体 Lys、ArgのC末端
Lys、Argの後にProが続く場合は切断しない
Lys、ArgのC末端側にAsp、
Gluがある場合は切断阻害
1:10 pH 7-9 Not Tested Not Tested 100 µg VA9000
特 長:
  • 特異性と自己消化耐性が極めて高い
  • リコンビナントであり、動物由来タンパク質の混入がない
Trypsin Gold,
Mass Spectrometry Grade
ブタ膵臓(23.8kDa) Lys、ArgのC末端
Lys、Argの後にProが続く場合は切断しない
Lys、ArgのC末端側にAsp、
Gluがある場合は切断阻害
1:20~
1:100
pH 7-9 100 µg V5280
Sequencing Grade
Modified Trypsin
5×20 µg V5111
1×100 µg V5117
Sequencing Grade Modified
Trypsin, Frozen
5×20 µg V5113
特 長:
  • 特異性が向上(TPCK処理)
  • 自己消化を予防(リジンの還元メチル化)
  • 穏やかな変性条件に耐性(1-2M urea、0.1% SDS)
  • 2M Guanidine Chlorideで48%の活性が残存
製品名 由来とサイズ 切断部位 プロテアーゼ/
タンパク質比(w/w)
至適pH In-Gel
消化
ProteaseMAX
適合性
サイズ カタログ
番号
Immobilized Trypsin ブタ膵臓(23.8kDa) Lys、ArgのC末端
Lys、Argの後にProが続く場合は切断しない
Lys、ArgのC末端側にAsp、
Gluがある場合は切断阻害
テクニカルマニュアル
をご覧ください
pH 5-9 × 2 ml V9012
2×2 ml V9013
特 長:
  • スピード消化(30分間)トリプシンがレジンに固定化されているので分解産物のみを回収可能
  • 変性剤、還元剤、界面活性剤との適合性:Urea≦4M, guanidine HCl≦3M, methanol<60%, DTT≦50mM,
     TCEP≦5mM, pH 5-9, Iodoacetaminde ≦300mM
  • 使用方法(動画)
製品名 由来とサイズ 切断部位 プロテアーゼ/
タンパク質比(w/w)
至適pH In-Gel
消化
ProteaseMAX
適合性
サイズ カタログ
番号
Trypsin/Lys-C Mix,
Mass Spec Grade
Trypsin-GoldとrLys-C
の混合物
Lys、ArgのC末端
Lys、Argの後にProが続く場合は切断しない
Lys、ArgのC末端側にAsp、
Gluがある場合の切断阻害に耐える
1:25~
1:50
pH 8 Not Tested 20 µg V5071
100 µg V5072
5×20 µg V5073
特 長:
  • トリプシンとLys-Cの両方の作用で切れ残りを低減し、サンプル間の再現性が向上
  • トリプシンと同様に37℃一晩での消化(変性または未変性条件)
トリプシン系キット
製品名 由来とサイズ 切断部位 プロテアーゼ/
タンパク質比(w/w)
至適pH In-Gel
消化
ProteaseMAX
適合性
サイズ カタログ
番号
AccuMAP Low pH
Protein Digestion Kit
Modified Trypsin:-
rLys-C: –
Lys、ArgのC末端 1:5
(Trypsin)
キット付属の
バッファーを使用
(pH 5.2-5.4)
Not Tested Not Tested 10反応分 VA1040
100反応分 VA1050
特 長:
  • 低pHでトリプシン消化することによりタンパク質サンプル調製中に起こる人為的な脱アミドや
     ジスルフィド結合スクランブリングを抑制
  • 還元あるいは非還元タンパク質のどちらにも使用可能
  • 消化反応を含むサンプル調製が4.5~5時間で完了
Rapid Digestion Kit Trypsin:ブタ膵臓(23.8kDa)
rLys-C:Pseudomonas aeruginosa、
大腸菌で発現(27.7kDa)
Lys、ArgのC末端 1:10 キット付属の
バッファーを使用

(反応条件は
お問合せ
ください)
× Trypsin 100 µg VA1060
Trypsin/Lys-C
100 µg
VA1061
特 長:
  • 通常 4時間~オーバーナイトで行うトリプシンのタンパク質消化を 60 分間にまで短縮
  • 特殊な機器は不要(ヒーティングブロックを使用)
  • 還元剤、アルキル化剤存在下で使用可能、サンプルボリュームや濃度に制限なし
特異性の高いプロテアーゼ
製品名 由来とサイズ 切断部位 プロテアーゼ/
タンパク質比(w/w)
至適pH In-Gel
消化
ProteaseMAX
適合性
サイズ カタログ
番号
ProAlanase, Mass
Spec Grade
Aspergillus niger(63 kD) おもにPro、およびProより
少ない程度にAlaのC末端
1:10~1:500 pH 1.5(pH1~5.5) Not Tested 5 µg VA2161
15 µg VA2171
特 長:
  • 低いpHで消化するためジスルフィド結合スクランブリング他アーティフィシャルな修飾を低減
  • 1~2時間で消化完了
rLys-C,
Mass Spec Grade
Pseudomonas aeruginosa、
大腸菌で発現(27.7kDa)
LysのC末端
Lysの後にProが続く場合は切断しない
LysのC末端側にAsp、
Gluがある場合は切断阻害
1:20~
1:50
pH 8-9 15 µg V1671
特 長:
  • リコンビナントでネイティブタイプより安価
  • 8M ureaのような変性条件に耐性があり、プロテアーゼに抵抗性のあるタンパク質の消化に使用
  • シークエンスカバー率向上のためトリプシン以外の選択肢として使用
Lys-C,
Mass Spec Grade
Lysobacter sp LysのC末端 1:20~
1:100
pH 8 Not Tested Not Tested 20 µg VA1170
特 長:
  • ネイティブタイプのLys-C
  • 6M urea存在下で活性あり
  • トリプシンと組み合わせてシークエンスカバー率向上用
製品名 由来とサイズ 切断部位 プロテアーゼ/
タンパク質比(w/w)
至適pH In-Gel
消化
ProteaseMAX
適合性
サイズ カタログ
番号
Arg-C,
Sequencing Grade
Clostridium histolyticum
(サブユニット:45kDa、12kDa)
ArgのC末端
効率は低いがLysでも切断
1:20~
1:350
pH7.6-7.9 10 µg V1881
特 長:
  • ヒストン修飾の解析に使用
  • 活性にはDTT、システインなどの還元剤とCaCl2が必要
製品名 由来とサイズ 切断部位 プロテアーゼ/
タンパク質比(w/w)
至適pH In-Gel
消化
ProteaseMAX
適合性
サイズ カタログ
番号
Asp-N, Sequencing
Grade
Pseudomonas fragi(24.5kDa) AspのN末端 1:20~
1:200
pH 4-9 2 µg V1621
特 長:
  • シークエンスカバー率向上のためトリプシン以外の選択肢として使用
  • urea (3.5Mまで)、guanidine HCl(1M)、SDS(0.028%まで)、ProteaseMAX Surfactant(0.026%まで)、
     acetonitrile(60%まで)、EDTA(2mMまで)、DTTまたはβ-mercaptoethanol存在下で100%活性残存
rAsp-N,
Mass Spec Grade
Stenotrophomonas maltophilia、
大腸菌で発現(25kDa)
AspのN末端
効率は低いがGluでも切断
1:10~
1:100
pH 8 Not tested Not tested 10 μg VA1160
特 長:
  • リコンビナントでネイティブタイプより安価、超純水で溶解後4℃で8週間は保存可能
  • 細胞抽出液のような複雑な生物試料を1時間で効率的に消化
  • 治療用モノクローナル抗体など精製タンパク質のペプチドマッピングに好適
  • EDTAで活性阻害が認められる(詳細はこちら
製品名 由来とサイズ 切断部位 プロテアーゼ/
タンパク質比(w/w)
至適pH In-Gel
消化
ProteaseMAX
適合性
サイズ カタログ
番号
Glu-C, Sequencing
Grade
Staphylococcus aureus V8
(27kDa)
GluのC末端
100-300倍効率は低いがAspでも切断
1:20~
1:200
pH 4-9 × 5×10 µg V1651
特 長:
  • シークエンスカバー率向上のためトリプシン以外の選択肢として使用(In gel消化には推奨しません)
  • バッファー条件が切断特異性に影響する。
    Ammonium biocabonateやその他non-
     phosphateバッファーではGluのC末端、phosphateバッファーではGluとAspのC末端を切断する
特異性の低いプロテアーゼ
製品名 由来とサイズ 切断部位 プロテアーゼ/
タンパク質比(w/w)
至適pH In-Gel
消化
ProteaseMAX
適合性
サイズ カタログ
番号
Chymotrypsin, Sequencing Grade ウシ膵臓(25kDa) Trp、Tyr、PheのC末端を優先的に切断するが、
効率は低いが他の残基でも切断
1:20~
1:200
pH 7-9 25 µg V1061
4×25 µg V1062
特 長:
  • しばしば膜タンパク質など疎水性タンパク質の消化に使用
  • urea(1Mまで)またはguanidine HCl(1Mまで)存在下で80%活性残存
  • ProteaseMAX Surfactant(0.025%まで)では活性低下が見られない
非特異的なプロテアーゼ
製品名 由来とサイズ 切断部位 プロテアーゼ/
タンパク質比(w/w)
至適pH In-Gel
消化
ProteaseMAX
適合性
サイズ カタログ
番号
Elastase ブタ膵臓(25.9kDa) Ala、Val、Ser、Gly、Leu、IleのC末端を優先的に切断 1:20~
1:100
pH 9 5 mg V1891
特 長:
  • シークエンスカバー率向上のためトリプシン以外の選択肢として使用
製品名 由来とサイズ 切断部位 プロテアーゼ/
タンパク質比(w/w)
至適pH In-Gel
消化
ProteaseMAX
適合性
サイズ カタログ
番号
Pepsin ブタ胃(34.6kDa) Phe、Leu、Tyr、TrpのC末端を優先的に切断 1:20~
1:100
pH 1-3 250 mg V1959
特 長:
  • タンパク質の構造研究(水素重水素交換質量分析など)、抗体の解析に
  • プロテアーゼに抵抗性のあるタンパク質の消化に使用
抗体消化用プロテアーゼ抗体医薬関連製品はこちら
製品名 由来とサイズ 切断部位 プロテアーゼ/
タンパク質比(w/w)
至適pH In-Gel
消化
ProteaseMAX
適合性
サイズ カタログ
番号
IdeS Streptococcus pyogenes、
大腸菌で発現(37kDa)
IgGヒンジ部Gly-Gly間を特異的に切断、
F(ab’)2とFc断片を生じる
1u IdeS/µg protein pH 6.5-7 5000 u V7511

5000 u
V7515
特 長:
  • 抗体医薬候補の解析などに使用
  • 30分で消化完了、条件の最適化不要
  • 特異性、再現性が高く、原則100%完全消化
  • ヒト (IgG1, IgG2, IgG3, IgG4)、サル、ヒツジ、ウサギ、ヒト化抗体、キメラIgG抗体、Fc融合タンパク質を消化
  • 除去を容易にするためヒスチジンタグを含む
製品名 由来とサイズ 切断部位 プロテアーゼ/
タンパク質比(w/w)
至適pH In-Gel
消化
ProteaseMAX
適合性
サイズ カタログ
番号
IdeZ Streptococcus equi subspecies zooepidemicus、
大腸菌で発現(38kDa)
IgGヒンジ部Gly-Gly間を特異的に切断、
F(ab’)2とFc断片を生じる
1u IdeZ/ug protein pH 6.5-7 5000 u V8341

5000 u
V8345
特 長:
  • 抗体医薬候補の解析などに使用
  • 30分で消化完了、条件の最適化不要
  • 特異性、再現性が高く、原則100%完全消化
  • IdeSからさらにマウスIgG2aおよびIgG3サブクラスに対する活性が飛躍的に向上
  • 除去を容易にするためヒスチジンタグを含む
プロテアーゼ消化促進剤
製品名 サイズ カタログ
番号
ProteaseMAX™ Surfactant, Trypsin Enhancer 1 mg V2071
5×1 mg V2072
特 長:
  • タンパク質分解効率およびゲル内消化後のペプチド回収率が向上。1時間で消化完了