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SLAS2023 ポスター情報

プロメガテクノロジー発表ポスター集

High Throughput Kinase Inhibitor Profiling in Live Cells with NanoBRET™Target Engagement K192 Kinase Selectivity System

生細胞でのキナーゼ阻害剤のハイスループット プロファイリング

キナーゼ阻害剤の開発においては、特異性やオフターゲットの強さを理解することが重要です。
プロメガではNanoBRET™ Target Engagement K192 Kinase Selectivity Systemという、192種類のキナーゼに対して生細胞で評価可能なパネルを既に提供しています。
本ポスターでは、自動化システム構築による、パネルのハイスループット化について概要を述べています。

システム概要

  • 384 well plateフォーマット
  • 100 plates/dayの処理能力の自動化システム構築
    (全キナーゼに対してトレーサー濃度の再最適化およびアッセイ性能の確認済み)
  • デフォルトでDuplicateの データを取得
  • プロメガのTRSによるサポートが受けられる特典つき

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関連製品・サービス

NanoBRET TE Intracellular Kinase Assay #N2500
NanoBRET™ TE Intracellular Kinome-Wide Profiling Service (K192)
※カルナバイオ社によるサービス

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Exploring the Landscape of PARP Inhibitor Selectivity in Live Cells Using NanoBRET™ Target Engagement Assays

生細胞におけるPARP阻害剤選択性評価

17種のPARP(poly ADP-ribose polymerase)ファミリータンパク質は、遺伝子転写やDNA修復などに関わり、幅広い疾患に関係しています。
PARP1/2の研究は特に進んでいる一方、いくつかのPARPについては基質や阻害剤などの一般的な情報もあまり研究されていません。
本ポスターでは、PARP阻害剤の特異性や親和性を評価可能な、NanoBRET技術を用いた新規ターゲットエンゲージメント(TE)法を紹介しています。
NanoBRETは物理的な結合をモニタリングするため、タンパク質の機能が不明でも評価可能という利点があります。

Pan-PARP NanoBRET tracerを用いて広範囲のPARPに対応したTEシステムを構築しました。

一例としてPARP1阻害剤を調べたところ、他のPARPにも広く結合するものもあることが判明しました。

また、結合の強さは、Drugとの競合速度を測定することにより評価することが可能です。

PARP NanoBRET™ Target Engagement AssaysはEarly Access Materialsとしてご使用可能です。ご興味のある方はぜひお問い合わせください。

関連製品

PARP NanoBRET™ Target Engagement Assays
https://www.promega.jp/products/cell-signaling/parp-nanobret-target-engagement-assays/

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NanoBRET Approach for Characterizing the Impact of RAS Pathway Inhibitors on Protein Interactions in Live Cells

がんのターゲット遺伝子RAS下流タンパク質でおきる、タンパク質間相互作用のNanoBRET解析

がん化過程では、変異活性化型RASファミリー によるシグナル伝達の異常がおこります。
このためRASは創薬研究のターゲットですが、薬剤の効果を測る適切な方法が必要となります。
プロメガではRAS下流経路のタンパク質相互作用 (PPI) によるシグナル伝達の各ステップを、NanoBRET テクノロジーにより効率よく観察可能としました。
生細胞内で行えることができ、実際の細胞内環境での効果を測定できます。

ポスターではKRASについての測定例を主に紹介しています。

  • ① KRAS 阻害剤による、KRAS:CRAF PPI などの阻害
  • ② KRAS:SOS やBRAF:MEK のPPI
  • ③ 「Ready-to-Use の細胞」 を利用したアッセイ
  • ④ KRAS をターゲットにするPROTAC開発での有用性

製品

現状で各種の先行販売の特注品となっております。 詳細はお問い合わせください。

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Reversible Switch-II Pocket Engagement Across KRAS Hotspot Mutants in Cells

がんの最重要ターゲットKRAS阻害剤のNanoBRET RAS TE による探索アッセイ

RASに使用可能な新しいトレーサーが利用可能となりました(上図)。 ここでBRETドナーシグナルにはRAS-RASの結合による、NanoBiT発光を用いており、、膜表面上で2量体化したRASのみが実験対象になるメリットがあります。

このPan-RAS Tracerは、Switch I/II (SI/II)ポケットに可逆的に結合をすることで、Switch II ポケットへ共有結合する薬剤もBRET反応の変化で測定できる仕組みです。これにより、細胞内での変異体毎の阻害剤特異性をみることが可能です(下図)。

併せて下流シグナル解析には、NanoBRET PPI(別ポスター)やpERKの減少を確認するのにLumit も活用できます。

製品

現状で各種の先行販売の特注品となっております。 詳細はお問い合わせください。

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Adaption of Lumit p-STAT3 Cellular Immunoassay to high-throughput screening format for identification of JAK_STAT pathway antagonists

Lumit Cellular Immunoassayを活用したJAK/STAT阻害剤スクリーニング例

Lumitテクノロジーは、NanoBiT® 相補システムをベースにした高感度で高精度なイムノアッセイです。 Lumit Cellular Immunoassayでは洗浄ステップのないシンプルな “添加 – 混合 – 測定” プロトコルで細胞ライセート中の標的タンパク質などの測定を行うことができます。 Lumitテクノロジーの詳細につきましては、こちらをご覧ください

本ポスターでは、96well並び384wellプレートでのスクリーニングを想定したZ’-factorの検討を実施しています。
特に384wellプレートでは、抗体濃度を下げることでバックグランドレベルの発光値が低下し、アッセイウィンドウが広くなったことを示しています。

リン酸化STAT3に対するLumit Cellular Immunoassay において、120種のFDA approved compoundsでアッセイを行い、既知のJAK阻害剤を見出すことができています(右図)。

プロメガ内で検証済みのターゲット・抗体についてHP上で公開しております。
合わせてご覧ください

製品例

Lumit™ Immunoassay Cellular Systems # W1201, W1331,
Lumit™ Immunoassay Cellular Systems—Complete Assays *先行販売品*お問合せ下さい。

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Cell-based metabolic profiling assays for cell therapy

細胞療法に向けた、細胞内代謝の発光プロファイリング

T細胞は分化段階に応じて、異なる細胞内代謝機構を使っていることが明らかになっています(右図) T細胞の自己複製能や機能も、細胞内代謝と密接にかかわっており、CAR-T細胞療法や個別化T細胞療法の研究開発を行っていく際に、細胞内の代謝状況を把握することは非常に重要です。

プロメガではNAD(P)Hを標的とした発光測定を発展させ、種々の代謝物・栄養因子などを高感度・迅速・簡便に測定する系を構築してきました(下左図)。 本ポスターでは、この発光系を活用し、細胞内並びに細胞外の代謝産物の測定や各経路のデヒドロゲナーゼ活性の評価を行っています。 また、下右図では1例として、細胞内のGlutamate、BCAA、Malateの測定事例を示しています。

プロメガの発光測定法を活用することで、細胞の代謝状況の変化・代謝プロファイルを評価することが可能となります。

製品例

細胞エネルギー代謝アッセイのHPもしくは、セルベースアッセイガイドをご覧下さい。
*先行販売品もございます。お問合せ下さい。

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