NanoLuc® クローン
Flexi® NanoLuc® Clone
NanoLuc®(Nluc)は深海エビ(トゲオキヒオドシエビ[Oplophorus gracilirostris])由来のルシフェラーゼで、発光レポーターとして最適なパフォーマンスを発揮するために改変された分子量の小さな発光酵素(19.1 kDa)です。このルシフェラーゼはホタルやウミシイタケのものより約100 倍以上明るく、高レベルの発光を長時間維持するための新規な基質 furimazine を用いて検出します。発光反応は ATP 非依存性で、最大の感度を得るためにバックグラウウンド発光が抑えられるようにデザインされています。分子量が小さく、強い発光を示す特性の利点は、応用可能なアプリケーションが広がると同時に少ない分子数(実際の生体内発現レベルと同等)で十分な発光シグナルが得られるため、より実際の生体システムに近い状態を観察することができることを意味します。
Flexi® NanoLuc® Clone はFlexi® ORF Clone から ORF を移し換え、NanoLuc® と標的タンパク質との融合タンパク質を発現するようにデザインされたクローンです。
特 長
- 従来より100倍明るいルシフェラーゼとの融合タンパク質を発現
- 生物発光タグで目的タンパク質を標識
- 10,000種以上のヒト ORF より選択可能
- N末 端融合 / C末 端融合が可能(使用ベクター:pFN31K or pFC32K Vector[Neo 遺伝子含む])
- Webから簡単にお見積り、最短3週間 でお届け!
アプリケーション例
- 従標的タンパク質の生物発光イメージング
- 標的タンパク質の安定性試験
- タンパク質間、タンパク質-リガンド相互作用のBRET測定 など
- Flexi® NanoLuc® Clone
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クローンタイプ ベクター インサート 容量 参考納期 クローンの単価(¥) Flexi® NanoLuc® Clone pFN31KまたはpFC32K Vector(Neo遺伝子含む) ヒトORF(NanoLuc®付加、N末端かC末端かを選択可能) ~500 ng (50 ng/μlTE) 3週間~ ¥ 100,000
参考文献
- Measuring Intracellular Protein Lifetime Dynamics Using NanoLuc® Luciferase(安定性試験)
- Detection of HIF1α Expression at Physiological Levels Using NanoLuc® Luciferase and the GloMax® Discover System(安定性試験)
- Another Step Closer to Understanding Epigenetic Gene Regulation(BRET)
- Deciphering Biological Mysteries with NanoBRET™(BRET)
ベクター情報
関連製品
- Nano-Glo™ Luciferase Assay System
- NanoLuc® Stability Sensors for Cell Signaling
- NanoLuc® Protein Fusion Vectors
- NanoLuc® Genetic Reporter Vectors