Streptavidin MagneSphere® Paramagnetic Particles
- ビオチンとストレプトアビジンの複合体を解離させることは可能ですか?
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ビオチンとストレプトアビジンの結合はKd=10-15Mを示し、生物学的に最も強固で安定な結合のひとつとして知られています。ストレプトアビジンは66kDaの4量体であり、4分子のビオチンと結合することができます。この4量体構造がビオチンに対するストレプトアビジンの高親和性を示す要因となります。また、ストレプトアビジンの4量体は非常に安定しており、7Mまでの尿素中でインタクトな状態を維持し、6Mの塩酸グアニジン中でのタンパクのアンフォールディングは非常にゆっくりです。しかし、2M β-メルカプトエタノールを含むバッファー中でストレプトアビジンとビオチン化オリゴの複合体を加熱することでこれらを解離させることができます(1)。
参考文献
- Jenne, A. and Famulok, M. (1999) Disruption of the streptavidin interaction with biotinylated nucleic acid probes by 2-mercaptoethanol. BioTechniques 26, 249.
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