Wizard® Plus SV Minipreps DNA Purification Systems
- Wizard® Plus Minipreps (カタログ番号 A7100)とWizardR Plus SV Minipreps (カタログ番号 A1340)の違いは何ですか?
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Wizard® Plus MiniprepsとWizard® Plus SV Minipreps DNA Purification Systemではカラムの形状と予想される収量が異なります。Wizard® Plus Minipreps Systemでは、DNAと結合する少しどろどろした懸濁液状のレジンを使っています。これを透明な細菌のアルカリ溶解液と混合し、真空ポンプによる吸引またはシリンジによる加圧によってWizard® Minicolumn(カタログ番号 A7211)を通過させます。一方、Wizard® Plus SV Minipreps System ではMinipreps Spin ColumnにDNAと結合するメンブランが組み込まれています。透明な細菌のアルカリ溶解液がカラムを通過するときにDNAの結合が起こります。Wizard® Plus SV Minipreps Systemではプラスミドの精製に遠心(spin)と吸引(vacuum)のどちらかを選択できます。
高コピー数プラスミド(例えば、pGEMR Vector)を標準的な大腸菌株(例えば、JM109)に形質転換し、LB培地1~3mlで増やした場合、Wizard® Plus Minipreps Systemで予想されるプラスミドDNAの収量は1~10μgです。一方、Wizard® Plus SV Minipreps Systemでは5mlまでの使用が推奨され、20μgまでの回収が可能です。Wizard® Plus SV Miniprep Systemで低コピー数プラスミドを精製する場合、より大量の培地を処理することができます。プロメガではどちらのシステムを使う場合でも、富栄養培地(例えば、Terrific Broth)の使用を薦めません。生物量が多いとカラムの目詰まりを起こしたり、細胞溶解の許容量を超過する可能性があるからです。両方のシステムともに制限酵素消化、PCR、in vitro転写/翻訳、蛍光DNAシークエンスを含む多様なアプリケーションに適した高品質なDNAを精製することができます。
Wizard® Plus SV Minipreps System独自の特長は精製過程においてアルカリプロテアーゼ処理を行うことです。このプロテアーゼをアルカリ溶解液に加えると、タンパク質を分解し、除きやすくします。また、Wizard® Plus SV Minipreps Systemにアルカリプロテアーゼを使うことでエンドヌクレアーゼAによるDNA分解を大幅に減らすことができます。このエンドヌクレアーゼAは一般的にHB101やJM101のようなendA+の大腸菌株で見られます。(eNotes-FAQ0003)
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