HaloTag® Technology

HaloTag®とリガンドはどのように結合するのですか?

分子量33kDaのHaloTag®には活性中心(Asp106)付近に構造上、ポケットが形成されており、そのポケットにリガンドのリンカー部位が挿入します(図1)。

図1. HaloTag® タンパク質の構造とリガンドとの結合様式

天然型の脱ハロゲン化酵素では、活性中心で加水分解を伴う脱ハロゲン化反応が起こりますが、HaloTag®ではアミノ酸置換により加水分解が抑えられ、活性中心に共有結合が形成されます(図2)。

図2. HaloTag® テクノロジーの基本原理

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