Transcend™ Non-Radioactive Translation Detection Systems
- Transcend™は、どれくらいの割合で翻訳後のタンパク質に取り込まれますか?
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プロメガではルシフェラーゼ、クロラムフェニコール アセチルトランスフェラーゼ(CAT)、β-ガラクトシダーゼのタンパク質を合成し、コントロール反応と比較したデータがあります(Transcend™の製品プロトコル)。
Transcend™(またはFluoroTect™)は、リジンのtRNAに修飾しているため、立体障害などにより途中で翻訳反応が停止する場合もあります。しかし、複数あるうちのリジンが1つでも取り込まれると、翻訳反応後のタンパク質にビオチンが標識化されたことになります。
<参考>
プロメガでは、Transcend™の翻訳反応に関し以下のことがわかっています。- 大部分のタンパク質は翻訳反応のときに、1つめのリジンはTranscend™によりビオチン化されます。
- TNT Reactionあたり、翻訳開始が2~5回ほど生じます。
- 標識化タンパク質の割合を多くするためには、反応時間を短くし、リジンマイナスのアミノ酸ミックスを少なくしてください。ただし、合成されるタンパク質量は少なくなります。
- 極めて限定された系を用いた場合、TNTの反応系で25~33%のビオチオン化タンパク質が合成されます。任意のサンプルに対しては、リジンの存在する数だけ0.66~0.75で乗じると標識タンパク質の割合を求めることができます。あるタンパク質に存在するリジンの数が6つの場合、理論上8%~17%((0.66)6~(0.75)6)の未標識タンパク質が含まれることになります。
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