HaloTag® Technology

蛍光タンパク質を用いたイメージングとはどのように違うのですか?

HaloTag®は自ら蛍光を発する蛍光タンパク質とは異なり、自身では蛍光を発せず、リガンドの受け皿として機能します。従って、リガンドを使い分けることにより、ひとつの融合タンパク質にさまざまな色や機能を付加することができます。パルス・チェイスアッセイなど経時的なアッセイではタイミングに応じてHaloTag®を染め分けることが可能です(図3)。

図4. HaloTag® テクノロジーの利用:パルス・チェイス多重染色の例

刺激Aによって発現したHaloTag®(1)を緑色蛍光リガンドで処理をすると、その時点で発現していたHaloTag®は緑色で検出できる(2)。同じ細胞に、刺激Bを加えて(3)、赤色蛍光リガンドで処理した場合、刺激Aで発現したHaloTag®にはすでに緑色リガンドが結合しているため、刺激Bで新たに発現したものだけが、赤色に染め分けられる(4)。

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