pGL4 Luciferase Reporter Vectors
- pGL4.10[luc2] VectorはpGL3-Basic Vectorと比較して、どのような特徴があるのですか?
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- pGL4で用いられているluc2遺伝子は、pGL3のluc+遺伝子に比べて90%以上の転写因子結合部位が除去されています (図1)。
※ アミノ酸配列には変化はありません。 - pGL4のベクターバックボーンは、pGL3のベクターバックボーンに比べて78%の転写因子結合部位が除去されています (図2)。
※ 1および2の改良により、非特異的な転写が抑制され、優れたシグナル・ノイズ比を実現します。 - 哺乳動物での発現に最適化されたコドンにより高い発現効率を示します (図3)。
- マルチクローングサイトに新しい制限酵素部位を付加しました (図4)。
- Hygromycin耐性遺伝子を含んだ安定発現株作成用ベクターをご用意しております。
pGL4.10[luc2] VectorとpGL3-Basic Vectorの上記の相違点をまとめた表2をご参照ください。
表2. pGL4.10[luc2] VectorとpGL3-Basic Vectorの相違点
pGL3 pGL4.10 ホタルルシフェラーゼ遺伝子の名称 luc+ luc2 哺乳動物での発現に最適化したコドンへの改変 △ ○ 予測される転写調節因子結合部位の除去 なし ホタルルシフェラーゼ遺伝子
+ ベクターバックボーン安定発現株作成用ベクター なし pGL4.14[luc2/Hygro] 図1. luc+(pGL3)とluc2(pGL4)の転写因子結合部位
図3. luc+(pGL3)とluc2(pGL4)の発現効率の比較
図2. pGL3とpGL4のベクターバックボーンにおける転写因子結合部位
図4. マルチクローングサイトにおける制限酵素部位の比較
※ pGL4.7シリーズでは、hRluc遺伝子中にBglIとEcoRVが存在するため、これらの制限酵素をクローニングに使用することはできません。
- pGL4で用いられているluc2遺伝子は、pGL3のluc+遺伝子に比べて90%以上の転写因子結合部位が除去されています (図1)。
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