TNT® System
- TNT® Systemで翻訳させたタンパク質の発現を確認したときにサンプル以外のエキストラバンドが認められました。どのようにすればよいでしょうか?
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主に、以下の点が挙げられます。
- TNT® Systemで使用しているRRLはヘモグロビン由来の42kDaのバックグランドがあります。この場合は、ライセートを透析などで除去してください。
- Aminoacyl tRNAの25kDaもバックグランドとして出現する可能性があります。この場合は、RNase AをTNT反応後の溶液に0.2mg/mLとなるよう添加し、30℃、5分間インキュベーションを行ってください。
- SDS-PAGEの際に酸化してしまっているβ-メルカプトエタノールを用いた場合にも非特異的なバンドが出現することがあります。SDS-PAGEに使用するLoading Bufferをなるべく、2% SDSと100mMのDTTを使用してください。
ライセート由来のバックグランドについては、各製品プロトコルのトラブルシューティングの項をご参照ください。
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